ストーリー | 26 8 月 2022
32歳のドゥシャンティさんは、コロンボのクッピヤワッタ妊産婦診療所で国連WFPの食料引換券を受け取る列に並んでいる妊婦の一人で、その列はどんどん伸びています。
「最近、私たちの生活はより厳しくなっています」と、診療所の外にあるコンクリートのベンチに他の女性たちと座って彼女は言います。「燃料不足や食料価格の高騰など、誰もが経済的苦境に直面しています。でも、私たち妊婦はもっと大変なんです」。
1948年の独立以来最悪の経済危機は、食料価格を90%上昇させ、燃料不足を引き起こし、生活と主要なセーフティネットプログラムを混乱させ、ドゥシャンティさんをはじめとする何百万人もの人びとを食料不安に陥れました。
国連WFPは、高騰する価格や穀物生産の減少、ウクライナ戦争の余波、主要物資の調達に必要な政府資金の不足から、同国で前例のない全国的な食料危機が発生すると警告していました。