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ソマリアの現状

干ばつ、洪水、紛争、高騰する食料価格、農作物の収量が減少することにより、ソマリアの家族は飢餓の瀬戸際に追い込まれています。

統合食料安全保障フェーズ分類(IPC)によると、2025年6月までに460万人が「危機」レベル以上の飢餓状態に陥ると予測されており、150万人の子どもが急性栄養不良に苦しんでいます。

世界食糧計画(WFP)は、緊急支援に対応しつつ、飢餓の根本原因に取り組むための長期的な取り組みも進めています。毎月82万人に命を守る食料支援を届けることを目指しています。

しかし、深刻な資金不足により、WFPは支援の優先順位付けや削減、さらには中断を余儀なくされており、飢餓が再び悪化している今、極めて憂慮すべき状況です。

WFPは、2025年9月までの命を守る活動に2億4,300万米ドルを緊急に必要としています。

国連WFPのソマリア緊急支援

危機への対応
ソマリア最大の人道支援機関である国連WFPは、危機に瀕した人びとに食料と栄養の支援を行い、命を救っています。国連WFPは、情勢不安でアクセスが困難な地域でも、直接または100以上のパートナーを通じて活動しています。また、ソマリアは国連WFPのアフリカ最大の予測型現金支援の場でもあり、干ばつの被害を受けた世帯が、現金支給と啓発キャンペーンによって、4回目の不作となる可能性のある雨季に備えることができるよう支援しています。
強靭性
国連WFPは、干ばつや洪水といった繰り返し起こるショックに対して、コミュニティ、州、国レベルで持続可能で長期的な強靭性を構築することで、ソマリアでの生活を変えています。これには、政府と協力して社会的保護プログラムを実施すること、小規模農家を訓練して新しい市場と結びつけるなどして気候変動に強い食料システムを強化すること、飢餓に持続的に対処する国家機関の能力を開発することなどが含まれます。
政府・国連との連携
国連WFPは、ソマリアの第9次国家開発計画、国連持続可能な開発協力枠組み、人道対応計画に沿って、あらゆるレベルの政府と連携しています。その一例が、政府が運営する国民的セーフティネットであるバクスナノ(Baxnaano)への国連WFPの支援です。国連WFPの活動は、国連児童基金 (UNICEF) や国連食糧農業機関 (FAO) との共同プログラムなど、より広範な国連としての活動に統合されています。 

緊急支援にあなたの力が必要です

国連WFPは緊急食料・栄養対応に、3億7800万米ドルを必要としています。
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