エチオピア、ソマリ地方:ビジネスを立ち上げ、気候変動への強靭性を高める女性たち
ストーリー | 2024 年 4 月 25 日
緊急支援
過去数十年で最悪とも言われる洪水によって、50万人近くが家を追われています。洪水の被害は、2020年から2023年にかけてソマリアを飢饉寸前まで追い込んだ史上最長の干ばつに続き、生計を再建しようとする家族の努力を打ち砕いてしまいました。
容赦のない気候ショックは、ソマリアの食料危機を長引かせています。活動資金が大幅に不足している今、国連WFPは最も食料を必要としている人びとの半分以下にしか支援を提供できません。
国連WFPは、大洪水に見舞われると予測された地区において、事前の現金支援と早期警戒メッセージを提供し、20万人以上に支援を届けました。また、食料の配送を支援するため、主要な場所にボートを事前配置しました。
このような予測型対策により、洪水が発生する前に、家族は家を補強したり、引っ越しをするための情報や手段を得ることができ、緊急支援を必要とする人口は減少しました。
しかし、追加資金がなければ、国連WFPは予測型対策の規模を拡大したり、レジリエンス(強靭性)を構築するための長期的な投資を行うことが難しくなります。ソマリアにおける国連WFPの不足資金は、2023年11月から2024年4月にかけて3億7800万米ドルです。