エチオピアの農村地域で根付く農作物保険
ストーリー | 2024 年 8 月 13 日
緊急支援
11月中旬の活動再開以来、国連WFPのトラックは何千トンもの食料をティグライ地方に運び入れ、支援を最も必要としている人びとに届けることができるようになりました。国連WFPは同地域で210万人に食料支援を行っています。
国連WFPは同時にアファール地方とアムハラ地方において支援を続けています。アファールでは、2022年に5回にわたり65万人に緊急食料支援を届け、アムハラでは67万5,000人以上に5回の配給を完了しました。
国連WFPは、エチオピア政府がティグライ地方における必要不可欠な銀行、通信、輸送サービスの復旧に努め、2022年11月に成立した停戦合意を履行していることを歓迎します。ここ数カ月では大きな進展が見られ、人道活動を支援し、紛争の影響を受けている同地域の数百万人の人びとの生活と生計を向上させています。
エチオピア北部における国連WFPの活動を迅速に拡大し、今後6カ月間、340万人以上に必要な食料支援を届けるためには、1億5900万米ドルが緊急に必要です。
一方、同国では5年連続の不作雨季の後、近年で最も深刻かつ長期にわたる干ばつに見舞われています。この干ばつにより、エチオピア全土では推定1180万人が飢餓に直面し、2400万人が人道支援を必要としています。
水と牧草の不足は生活に打撃を与え、南部と南東部のソマリ、オロミア、シダマ、南部諸民族州で人びとは家を追われています。2022年10月から12月にかけての降雨量は、牧草地や水位を支えるにはほとんど不十分であった上、今後の雨季は平年を下回ると予測されているため、今後数か月で食料不安が高まることが見込まれます。
国連WFPは、命を救うための短期的な緊急の食料支援と地域の強靭性を高めるための長期的な支援を組み合わせて280万人以上の人びとを支援してきました。
しかし、740万人の人びとに完全な干ばつ対策支援を提供するために、国連WFPは今後6カ月の間に、1億5600万米ドルを必要としています。