飢きんを知る:それは何か。そして私たちにできることは
ストーリー | 2025 年 6 月 10 日
緊急支援
エチオピアは、紛争、国内避難、異常気象、経済的ショックの影響により、飢餓ホットスポットとなっています。
1,020万人が深刻な食料不安に直面しており、そのうち300万人は国内避難民です。
エチオピアには100万人以上の難民が暮らしており、主に南スーダン、ソマリア、エリトリア、スーダンから避難してきた人々で、食料支援に依存しています。
収穫の改善により一部の地域では急性食料不安が軽減されたものの、一部地域での紛争の継続や、干ばつ・洪水・地滑りなど気候ショックが相次いで発生しており、多くの地域で飢餓レベルは依然として高いままです。
WFPは、2025年の初めからこれまでに、350万人に対して食料および栄養支援を届けてきました。今年中に720万人への支援を計画しています。
アムハラ地域では治安悪化により人道支援活動が妨げられており、WFPが最も深刻な食料不安にある家族に支援を届け続けるには、安全な通行が必要です。
WFPは大規模支援を実施するための能力と体制を備えていますが、今年の資金は昨年のわずか半分余しか見込まれていません。新たな緊急資金が確保できなければ、エチオピアで最も脆弱な360万人がWFPの支援から外れてしまうおそれがあります。
WFPは、2025年12月までにエチオピアで最も脆弱な人々に命を守る支援を届け、レジリエンス(回復力)を強化するために、1億5,000万米ドルの緊急資金を必要としています。