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アフガニスタンの現状

8月31日、アフガニスタン東部でマグニチュード6.0の地震が発生し、数百人が死亡、数千人が負傷または被災しました。震源地はナンガルハール州クズ・クナール地区で、2日後にはさらに地震が続きました。

WFP(国連世界食糧計画)は、強化ビスケットなどの支援物資を現地に届けていますが、険しい地形によりアクセスは困難を極めています。

この地震は、アフガニスタンを襲う一連の危機にさらに追い打ちをかけるもので、すでに同国は栄養不良の急増、パキスタン・イランからの強制帰還者、干ばつの深刻化、そして資金不足による人道支援の急減に直面しています。

特に女性世帯の3分の2は基本的な栄養すら確保できず、教育・雇用・自由の制限が続く中でも、女性や少女たちは命をつなぐ食料と栄養支援を求めてWFPの支援拠点に足を運んでいます。しかし資金不足のため、栄養センターでは栄養失調の母親や子どもたちを受け入れられない事態が発生しています。

WFPは2026年2月までの命を守る活動のために、5億6,800万米ドルの緊急資金を必要としています。

WFPのアフガニスタン緊急支援

地震への対応

WFPは強化ビスケットなどの支援物資を、被災地域の住民に届ける継続的な対応を進めていますが、険しい地形のためアクセスは困難を極めています。 物流面では、移動式倉庫ユニットを周辺地域に展開し、保管用テントも配布するなど、広範な人道支援を支える体制を整えています。 また、WFPが主導する国連人道支援航空サービス(UNHAS)を通じて、乗客および貨物の輸送便も運航しています。 このような多層的な支援体制により、孤立した地域にも命をつなぐ物資が届けられています。

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