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南スーダンの現状

南スーダンの食料不安は、2011年の独立以降、最も深刻化しています。

飢きんは規模を拡大した人道支援により緩和されたものの、国のいたるところで悲惨な状況は続き、人口の3分の2にあたる国民の770万人が毎日の十分な食料を得られずに苦しんでいます。

国連WFPは、多くのみなさまに寄付を通じた支援をいただいているものの、継続的な支援活動のために5億3,000万米ドルを必要としています。

国連WFPの南スーダン緊急支援

食料支援
国連WFPとそのパートナーは、緊急対応チームを引き続き展開し、助けを必要とする人々に支援を届けています。ユニセフとの統合即応メカニズム(IRRM)が開始されて以来、チームは南スーダンの僻地に向けて400回以上のミッションを実施しました。これらの共同緊急支援チームを通じて、国連WFPは空路でのみアクセスできる地域で毎月50万人に支援を届けています。
現金による支援
南スーダンでは、国連WFPは、脆弱な政治状況、関連する安全保障問題、インフレといった課題を克服しながら、プログラムや活動全体で現金給付の規模を拡大しています。現金支援は、受益者が何を買うかを選択できるようにし、コスト効率と効果を高め、食料品の輸送や事前備蓄の必要性を低減させます。2021年、国連WFPは年間57,677,173米ドルを現金で支援しました。
学校給食支援
学校給食は、子どもたちが健康で、やる気をもって学ぶための環境づくりを支えています。国連WFPが南スーダンで学校給食を提供すると、入学率および出席率は男子で平均40%から93%に、女子は30%から86%に上昇しました。国連WFPは女子の授業出席を促すため、20万人以上の子どもたちへ給食や自宅へ持ち帰れる食料を配給することを目指しています。
栄養支援
国連WFPとユニセフは、南スーダンでの栄養支援を強化するため、連携して活動に当たっています。国連WFPは、各地域での栄養ボランティアの訓練に加え、栄養不良の子どもや妊婦、授乳中の母親への栄養支援を実施しています。今後も南スーダン全土の12,000人以上の地域栄養ボランティアを通じて支援を続けていきます。

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