ハイチ地震から1年:国連WFPはコミュニティへの支援を続けます
ストーリー | 2022 8 月 12
8月14日にハイチ南西部で発生したマグニチュード7.2の地震により、世界で最も高いレベルの食料不安を抱えるハイチの状況はさらに悪化しました。ハイチはすでにハリケーンシーズンの真っ只中にあり、政情不安、ギャングによる暴力、食料価格の高騰など、複数の危機に直面していたため、地震の被災地における人道的ニーズは急激に高まっています。
住宅、学校、病院などが破壊され、家を失った人びとの避難所の選択肢は限られています。地震の被災地では、100万人近くが高度の食料不安に陥っており、全国で430万人(分析人口の半分)が現在、十分な食事を得られていません。国連WFPは、2021年のこれまでに、2020年の2倍以上の86万人に緊急食料支援を行っています。
国連WFPは、地震の影響を受けた地域で慢性的に食料不安に陥っているハイチ人への支援を強化するとともに、新たに食料を必要としている人々への支援を拡大しています。国連WFPは、2021年に110万人への緊急支援を目指しており、その中には、地震で最も大きな被害を受けた地域である南、グランダンス、ニップの各県で食料を緊急に必要としている32万5000人近くが含まれています。