ミャンマー地震:WFPが現地で支援開始
ストーリー | 2025 年 3 月 30 日
緊急支援
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国連世界食糧計画(WFP)は、2025年3月28日にミャンマー中部で発生したマグニチュード7.7の地震を受け、状況を注意深く監視しています。WFPは人道的ニーズの把握に努めており、支援の準備を進めています。
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ミャンマーの食料不安は、同国の近年最悪の人道危機の中で前例のないレベルに達しており、1,520万人に影響を及ぼしています。
政治危機、紛争、経済低迷、もともとの貧困、気候変動による衝撃が、この緊急事態を引き起こしています。
紛争は新たな地域にも広がり、記録的な規模で人々が避難を強いられています。多くの避難民は食料へのアクセスを断たれ、WFPの支援に頼らざるを得ない状況です。
一方、ミャンマーは気候変動に関連する災害に対して非常に脆弱です。2024年9月には、スーパー台風「ヤギ」による壊滅的な洪水が発生し、100万人以上が影響を受けました。
国連世界食糧計画(WFP)は、ヤギによる洪水対応を含め、突発的な緊急事態に対応しており、50万人を対象とした支援を行いました。
極めて厳しい治安状況、人道支援の妨げ、資金不足といった課題がある中でも、WFPは主に現地のパートナーと連携しながら、2025年に最も脆弱な160万人への支援を目指しています。
しかし、必要な資金が確保されなければ、WFPは4月以降、100万人以上の紛争被害者への命を救う支援を削減せざるを得なくなります。
WFPは、2025年を通じて命を守る食料支援を継続するために、緊急に6,000万米ドルを必要としており、ミャンマーの人々への支援を拡大するよう国際社会に呼びかけています。