ミャンマー地震:WFPが現地で支援開始
ストーリー | 2025 年 3 月 30 日
緊急支援
2025年3月28日、ミャンマー中部でマグニチュード7.7の地震が発生し、3,000人以上が死亡。インフラが破壊され、周辺諸国にも影響が及んでいます。
国連世界食糧計画(WFP)は、マンダレー、ネピドー、ザガイン、シャンの各地域でこれまでに2万4,000人以上の被災者に支援を届けており、最終的には85万人を対象に支援を拡大していく予定です。
ネピドーに対策本部を設置し、パートナーと協力して、マンダレー、ザガイン、シャン、ネピドーで迅速なニーズ調査を実施するとともに、市場のアクセス状況や機能についても情報を集めています。
しかしながら、アクセスの制限や通信環境の不備により、必要とされる大規模な対応が妨げられています。
WFPは、この地震への対応のために、緊急で4,000万米ドルの資金を必要としています。
ミャンマーは近年、最悪の人道危機に直面しており、1,520万人が影響を受けています。
政治危機、武力衝突、経済の悪化、貧困、気候変動によるショックなどが、この緊急事態を引き起こしています。
紛争は新たな地域にも広がり、かつてない規模で人々が避難を余儀なくされています。多くの避難民は食料へのアクセスを絶たれ、WFPの支援に生存を依存しています。
ミャンマーは気候関連災害にも非常に脆弱です。2024年9月にはスーパー台風ヤギによる甚大な洪水が発生し、100万人以上が被災しました。