学校に通えない子どもたち:紛争と飢餓が子どもたちの未来を奪う
ストーリー | 2024 年 9 月 23 日
ウクライナの戦争は、依然として人々の避難、インフラの破壊、供給網の混乱を引き起こし、同国経済を停滞させています。総人口の15%にあたる500万人が食料と生計支援を必要としています。
360万人のウクライナ人が国内避難民となり、約600万人近くがヨーロッパに避難しています。特に前線付近では多くの人々が生計手段を失い、帰還した人々も資金が尽きたり、自宅が破壊されたりして、生活再建に苦労しています。
戦争とインフラ攻撃によるエネルギー危機が、国内の食料生産と商業的な供給網を混乱させ、東部や南部の多くの地域で安定した食料アクセスが得られない状況が続いています。
2022年3月以降、国連世界食糧計画(WFP)は地元の支援団体と直接連携し、避難民や戦争の影響を受けた家族に総計31億食以上の食料と現金を提供しています。
ウクライナからの推定12万3千人の難民がモルドバに留まっており、主に女性や子供、高齢者が多く、既に脆弱な経済への負担が増しています。WFPは、受け入れセンターで難民に温かい食事を提供し、ホストファミリーには現金支援を行っています。
ウクライナは戦争前、年間4億人分の食料を生産していましたが、民間の港湾インフラへの定期的な攻撃が、深刻な食料不足に陥っている国々への供給を妨げ、黒海の港が閉鎖された戦争開始時のように、世界の食料価格の上昇を招く恐れがあります。
WFPが2025年3月までの活動を維持するためには、2億9,200万米ドルが必要です。