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国連WFPは、加盟国36カ国からなる「WFP執行理事会 」(WFP Executive Board)によって運営されています。 

組織を率いるのは事務局長です。事務局長は、国連事務総長および国際連合食糧農業機関(FAO)事務局長の二人に共同任命されます。任期は5年と定められ、国連WFPの運営、プログラムやプロジェクト、その他の活動の実施を行います。2023年4月からはシンディ・マケイン氏が務めています。

国連WFPにはこのほか、1名の副事務局長と3名の事務局次長が任命されています。

マネジメント

シンディ・マケイン事務局長
シンディ・マケインは、著名な人道主義者、ビジネスリーダー、外交官としての40年にわたるキャリアを持ちます。事務局長就任前は、ローマ拠点の食料・農業関連国連三機関の大使・米国常駐代表を務め、飢餓の解決、持続可能な開発と平和の推進に焦点を当てた幅広い活動を支持しています。また、国連WFPが運営する多くのプログラムをはじめ、最前線の人道支援プログラムに携わり、支援によって生活を変えることができた人びとから学んできました。
メーガン・ラトコヴィッチ首席補佐官
メーガン・ラトコヴィッチは、2023年4月、国連WFPの首席補佐官に任命されました。就任前は、ローマ拠点の国連食料機関の米国代表部で首席補佐官を務めていました。
カール・スコウ副事務局長兼最高執行責任者
カール・スコウは、国連WFPの副事務局長兼最高執行責任者(COO)です。組織全体の調整、戦略指導、人道外交、世界各地での活動の支援を主導する役割を担っています。また、国連WFPの機関間連携やパートナーシップを最大限活用するための取り組みもサポートしています。
ヴァレリー・グァルニエリ事務局次長(プログラム担当)
ヴァレリー・グァルニエリは、国連WFPの評価・分析、プログラム・政策、サプライチェーン業務を統括し、人びとや各国の緊急ニーズに応え、レジリエンスを強化し、食料安全保障を向上させています。特に懸念されるのは、気候、紛争、経済ショックによって長期化し、繰り返される危機に巻き込まれている人びとです。女性の地位向上、難民や国内避難民の支援、栄養不良の予防と治療、すべての飢えた子どもたちが栄養価の高い学校給食の恩恵を受けられるようにするためのグローバル・パートナーシップも、彼女のリーダーシップの下に行われています。
ラニア・ダガシュ=カマラ事務局次長(パートナーシップ・イノベーション担当)
ラニア・ダガシュ=カマラは、国連WFPのグローバルパートナー、国際金融機関、プログラム参加国との連携と資金調達を主導しています。また、国連WFPのイノベーション分野における活動も監督しています。
スタンレイク・サムカンジュ臨時事務局次長(職場文化・経営担当)
スタンレイク・サムカンジュは、国連WFPの人事、経営管理、セキュリティ、テクノロジー、福利厚生、緊急動員の調整など、国連WFPの世界各地の職員をサポートし、守り、力を発揮できるようにするためのサービスや部門を統括しています。
ロバート・ヴァン・デル・ゼー最高財務責任者
ロバート・ヴァン・デル・ゼーは、国連WFPの最高財務責任者(CFO)として、効果的な資源計画、分配、有効活用を推進します。また、経営計画から予算編成、業績管理、会計帳簿、戦略的な資金調達、財務モニタリング、決算報告までの財務活動サイクルを監督しています。