ジェンダー平等
- 労働者の5分の4
- 小規模農家で働く女性の割合
- 50パーセント
- 開発途上国の貧血の妊婦の割合
- 11万人
- 毎年出産時に死亡する女性の数
ジェンダー平等は、飢餓のない世界を実現し、すべての女性、男性、女児および男児が、十分な食料を確保する権利を含め人権を確保するための前提条件です。
国連WFPが使命を果たす上で、ジェンダー平等および女性のエンパワーメント(「持続可能な開発目標(SDGs)」のうち5番目の目標)が重要な理由は、ここから来ています。人道危機が起こると、食料不足と栄養不良は必ずと言っていいほど発生します。人道危機が女性、男性、女児および男児に対して与える影響はそれぞれ異なるため、ジェンダー不平等を悪化させることにもなり、それまで達成して来た開発の成果をくつがえす恐れがあります。
農家の男女格差を根絶すると、開発途上国では農業生産高が2.5パーセントから4パーセント増加するとされています。つまり世界の飢餓人口が12パーセントから 17パーセント、人数にして1億人から1億5,000万人少なくなります。だからこそ、男女それぞれのニーズをわきまえつつ、同等の価値を提供できるような形で食料支援を行い、ジェンダー平等を推進することが重要です。