ストーリー | 04 4 月 2024 国連WFPの概要 [日本語版更新:2023年12月1日] 国連WFPについて 国連WFPは、120以上の国と地域に拠点を持ち、2022年は1億6000万人以上の人びとを支援しました。紛争、干ばつ、洪水、地震、ハリケーン、不作、さらには新型コロナウイルスをはじめとする世界的大流行など、緊急時には真っ先に現場に駆けつけ、食料やその他の支援を行います。同時に、持続可能な開発にも焦点を当て、長期的な食料の確保/入手を管理するための支援とスキルを各国政府に提供しています。 資金調達 2022年の調達資金:141億米ドル(過去最高)。必要とされる資金: 214億米ドル 国連WFPは、深刻な飢餓が記録的な水準に達している今、支援活動の縮小を余儀なくされる、致命的かつ歴史的な資金危機の最中にあります。
ストーリー | 18 3 月 2024 ガザの飢餓:飢きんは世界の「汚点」国連WFPパレスチナ事務所代表が指摘 飢えに泣き叫び、栄養不良で亡くなっていく子どもたち。銃撃に遭う危険を冒しても物資を運ぶ輸送隊のトラックに駆け寄る人びと、家畜の飼料や木の葉や草で作ったスープで生き延びる人びと。人道的大惨事をさらに悪化させる恐れのあるレベルの絶望と食料不足。 これらは、3月18日(月)に発表された恐ろしい飢餓の数の裏にある現実です。ガザ北部の県で数週間以内に30万人が飢きんに直面すると見られています。国連世界食糧計画(国連WFP)パレスチナ事務所の臨時代表であるマシュー・ホリングワースは、紛争で荒廃したガザ地区を訪問中にこのような絶望的な状況を目の当たりにしてきました。 「飢きんは現実なのです」とホリングワースは言います。
ストーリー | 31 10 月 2023 パレスチナ危機が続く中、忘れ去られようとしている緊急事態:飢餓ホットスポット報告書が警告 最新の「Hunger Hotspots(飢餓ホットスポット)」報告書は、世界がイスラエルとパレスチナの紛争に注目をしている間に、見落とされてしまう危険性のある重要な緊急事態について警鐘を鳴らしています。 レポートでは「最も警戒レベルの高い」カテゴリーに追加されたパレスチナに加え、食料安全保障の深刻な悪化と飢餓の可能性が最も高い国として、ブルキナファソ、マリ、南スーダン、およびスーダンが挙げられています。 国連世界食糧計画(WFP)と国連食糧農業機関(FAO)が共同で発表した報告書によると、22の国や地域からなる18の飢餓ホットスポットにおいて、緊急人道支援が必要とされています。 「悲痛な事実を明らかに」 「今回のレポートで挙げられた国々のリスクは憂慮すべきものです。
ストーリー | 12 1 月 2023 深刻化する子どもの栄養不良に対して行動を呼びかける国連機関 バスマ・モフィードちゃんは生後数か月で病気になり、急激な発熱と口内炎を発症しました。 母親のハナ・アブドゥラさんは、冷湿布で対処しようとしました。 イエメンの南東部の都市タイズ県では、紛争のために手頃な価格で栄養豊富な食料を確保することや、医療サービスへのアクセスがますます困難になっています。そのタイズ県に住む母親のハナさんは、娘の回復を助ける他の手段がほとんどありませんでした。 「生活は苦しいです」とハナさんは言います。「食べ物もほとんど買えません。」 バスマちゃんは、他の多くのイエメンの子どもたちと同様に、急性栄養不良に苦しんでいました。これは、幼い子どもたちに持続的かつ時に致命的な影響を与える世界的な危機であり、特に世界の最貧国において拡大しています。
ニュースリリース | 06 6 月 2022 FAOとWFPが警告:飢餓が数十か国の安定化を脅かし、広範囲にわたる食料危機が迫る 本日発表された報告書「ハンガーホットスポット―FAO‐WFPの急性食料不安に対する早期警告」(Hunger Hotspots – FAO-WFP early warnings on acute food insecurity」は、2022年6月から9月にかけて深刻な飢餓の悪化が予想される20の飢餓の「ホットスポット」において、命と生活を守り、飢きんを防ぐための緊急人道支援を呼びかけています。 報告書は、すでに世界中で値上がりしていた食料とエネルギーの価格がウクライナ戦争でさらに高騰し、あらゆる地域の経済の安定を脅かしていると警告しています。 経済の不安定化と価格の高騰に加えて、度重なる干ばつや洪水などによって食料生産が減少している地域では特に深刻な影響が及ぶとみられています。
ストーリー | 24 5 月 2022 国連が飢餓と餓死を戦争兵器として使用することを禁じた日 国連WFPの緊急事態部門の責任者であるマーゴット・ファン・デル・フェルデン担当官は、戦争環境での活動方法について多くのことを心得ています。サヘルから南スーダン、シリア、イエメン、そしてアフガニスタンに至るまで、国連WFPが戦時下の市民に食料を届ける際に、創造的かつ戦略的に重要な作戦決定を行います。 「それがすべての紛争における最大の課題です」と、ローマのオフィスで事務処理に追われる彼女は語ります。「だからこそ、4年前に採択された決議2417号は画期的な出来事でした。国連の高い権威が初めて飢餓と紛争の関連性を認め、飢餓が戦争の武器として使われたときに、世界が人道的な活動するためのより広い枠組みを与えたのです」。 それはもちろん、ほんの数カ月前までは、ファン・デル・フェルデン担当官のアジェンダに含まれていなかった緊急事態、すなわちウクライナでの問題です。
ストーリー | 09 5 月 2022 シリア:紛争から11年、国内外で苦しむ家族 過去11年間で、1,300万人以上のシリア人が母国を離れたり、国内で避難する選択を迫られました。彼らは、自分たちの家や愛する人たちのもとへ再び戻れる日が来るのだろうかと考えながら、故郷を離れていきました。 シリアは国連WFPの最大の緊急事態の1つであり、その規模は驚異的です。世界の全難民の4分の1はシリア人で、彼らは安全を求めて130の国々に避難をしています。 いつの日かシリアが、帰国できるほど平和になることを願い、多くのシリア人は周辺国にとどまることを選択しています。2021年末には、570万人以上のシリア難民がトルコ、レバノン、ヨルダン、イラク、およびエジプトで登録されています。 シリアに残る人びとは、かつてないほどの人道的ニーズに直面しています。
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ストーリー | 12 11 月 2021 【日本人職員に聞く】給食の楽しい思い出が、食料支援志すきっかけに 国連WFP前ネパール事務所プログラム統括の前川直樹さんは、フィールドでの緊急・開発支援や学校給食に関わる仕事を志しました。 2005年に国連WFP入職後は、ソマリアやスリランカ、フィリピンのミンダナオ島などの紛争地域でも、さまざまな経験を積んでいます。 本編では、前川さんのキャリアや仕事にかける思い、そして日本の人びとへ寄せる期待などを聞きました。 学校給食の持つ可能性を発信したい 赴任した国の学校を訪れると必ず、子どもたちに「好きな給食は何ですか?」と問いかけるという前川さん。国連WFPに入った動機も「学校給食に関わりたい」という思いだったそう。 「私が好きだったのは、揚げパンと牛乳の組み合わせ。そしてカレーライスです。
ストーリー | 23 7 月 2021 食料システムについて知っておくべきこと ―食料システムの変革による飢きんの回避と飢餓の撲滅― イタリア政府が主催する「プレサミット」は、7月26日(月)から28日(水)までローマで開催され、バーチャルプログラムとプラットフォームが用意されています。ここをクリックして、以下のイベントに申し込んでください。アクショントラック5-食料システムの強靭化(国連WFP副事務局長アミール・アブドゥラ氏)、火曜11:30-13:30 (ローマ時間)、学校給食連合、水曜09:00-09:50(ローマ時間) 今月初めに発表された国連の世界の食料安全保障と栄養の現状2021(SOFI報告書)は、国連世界食糧計画(国連WFP)の最悪の懸念を裏付けるものでした。昨年は、紛争、異常気象、新型コロナウイルス感染症の流行などの影響が重なり、新たに1億6,100万人が食料不安に陥り、飢餓に苦しむ人は最大8億1,100万人となりました。