ニュースリリース | 20 12 月 2017
講演「紛争と飢餓:飢餓ゼロに向けた国連WFPの役割」国連WFP事務局長デイビッド・ビーズリービーズリー事務局長からは冒頭に、飢餓人口が上昇に転じたこと、その原因は主に人災、つまり紛争であること。そして、紛争を終わらせることができれば、飢餓が終わる可能性が見えてくると強調しました。一方で、人口1,000人当たり、飢餓人口の割合が1%増加すると、移住する人数が1.9%増加するという報告もあるように、各国で紛争による飢餓の悪化により避難民や難民が増加していること、また、資金難によって重度の飢餓にある1億900万人のうち支援が届いているのは8,200万人に限られている現状が伝えられました。例えば、世界中のミレニアル世代がそれぞれ1年に2米ドルの寄付をすれば、20億米ドルの寄付が集まると話し、「次の時代を担う人々が、政治的・宗教的に分断された社会ではなく、手を取り合う社会を築いてくれると信じている。