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世界食糧デー WFPは飢餓問題に取り組む各国のリーダーシップを賞賛

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WFP 国連世界食糧計画は、10月16日の世界食糧デーにあたり、各国の飢餓問題への恒久的な取り組みとリーダーシップを賞賛した。

「私たちは、ともに行動すれば、支援を必要としている数百万もの人々に対して、本当の変化を起こす力を持っています」と、飢餓問題解決担当のWFP事務局次長、シーラ・シスルは話す。「政府、地域行政、そして小規模農家の人々とのパートナーシップを通し、WFPは、栄養状況改善の革新的なプログラムを実施、飢餓への持続的な解決策に取り組んでいます。」

先月、カーボヴェルデ共和国政府は、WFPが30年以上支援した学校給食事業を完全に引き継いだ。これは、飢餓に対して国家が率先して示した一つの解決策の好例である。カーボヴェルデ共和国は、学校給食を通じて子どもたちの健康な心と体を発達を助け、国民の未来に投資している。

シスル事務局次長は、各国のリーダーは重要な分岐点に立っているとして、農業生産性の向上、栄養改善、社会保障システムの強化、そして、子どもたちが適したときに適した食糧を得られることを保証するための包括的な戦略の重要性を強調した。

WFPは、40年以上にわたる世界70カ国以上の支援現場において、女性と子どもたち、そしてその家族の必要な栄養と食糧を支援した経験とともに、政府や財団、民間企業、NGOなどさまざまな機関とノウハウを共有、今後も連携を強めていく。

今年の世界食糧デーのテーマ、「結束して飢餓を撲滅しよう」は、国家、地域、そして国際的なレベルでの飢餓撲滅への取り組みを再認識するものである。また、このテーマは、WFPによる各国への食糧支援の姿勢を表すものでもある。WFPは革新的なツールを用いてその国に応じたきめ細かな支援を行っていく。こうした支援は、農業生産を向上させ、栄養状況を改善することに重点を置いている。主な事例は以下の通り。


エジプト
WFPとGlobal Alliance for Improved Nutrition (GAIN)は、栄養強化した小麦粉の普及に取組み、栄養不足に苦しむエジプトの人々を支援。

ガーナ
WFPの学校給食プログラムは、ガーナ自国の農家によって生産された食糧を活用。

グアテマラ
WFPが小規模農家を市場に結び付ける取組み、パーチェス・フォー・プログレス「前進のための食糧購入」の結果、48人の女性農業者がWFPに直接、生産した食糧を売ることができた。

バングラデシュ
WFPは、自然災害からの復興のために30年間にわたり政府と連携。