ストーリー | 27 7 月 2018
「子どもたちに食べさせるために、50歳近くにもなって物乞いをすることほど、辛いことはありません。何も望まないけれど、ただ安心して食料が手に入る場所で、まともな暮らしがしたいだけなのです」
破壊的な紛争が続くイエメン。8人の子どもの母である47歳のアイシャ・クダフは、こう嘆きます。
「経済危機によって、子どもが2人しかいない親たちでさえ苦しんでいます。私のように8人もいれば、なおさらです」そう付け加えました。
アイシャの家族はアデン州のダーサッド地区で、悲惨な状況で暮らしています。アイシャの夫は掃除夫として働いていて、1日に1,333イエメンリアル(5米ドル)を受け取ります。収入があまりに少ないため、アイシャは通りでお金を恵んでもらうしかありませんでした。
紛争は国の経済に打撃を与えています。物価は急騰し、イエメンリアルの通貨価値は下落しました。