ストーリー | 29 5 月 2018
【日本人職員に聞く】大室直子さん(バンコク事務所)母として、支援者として
国連WFP職員の仕事は、難民や災害の被災者に食糧を届けるだけではありません。民間企業や政府と交渉し、支援に必要な資金を得るのも、大切な役割の一つです。今回はバンコク事務所で民間企業や団体との連携を担う、大室直子さんに話を聞きました。
大室さんは、もうすぐ4歳になる男の子のお母さん。出産後、支援にかける思いがどのように変わったかも語ってくれました。
大室さんが、民間連携の仕事を意識したきっかけは2011年、国連WFP職員として初めて赴任したセネガルでの出来事です。当時は学校給食支援などの現場で働いていました。
セネガルを含むサヘル地域は、毎年のように干ばつに襲われます。その時も深刻な食料不足の地域が広がってしまい、それまで続けていた支援の1つを停止する事になりました。