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【開催報告】 視察報告会 「竹下景子×知花くらら〜私たちにできること〜」

【開催報告】 視察報告会 「竹下景子×知花くらら〜私たちにできること〜」
, WFP日本_レポート

6月24日(金)、竹下景子国連WFP協会親善大使と、知花くらら国連WFP日本大使による、スリランカと、アフリカのマラウイの視察報告会が開催されました。当日は290名の方々が参加。知花さんから「最貧国、マラウイ ~貧困と災害に負けない力を~ 」、および竹下さんから「スリランカ復興への道のり ~26年の内戦を経て~ 」と題した視察報告があった後、2人による初めての対談「私たちにできること」が行われました。

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©Mayumi Rui

「最貧国、マラウイ ~貧困と災害に負けない力を~ 」 知花さんは6月上旬、過去35年で最悪の干ばつが発生し、国民の4割が食糧難に陥った南部アフリカのマラウイを訪問しました。灌がい設備がないために干ばつの大打撃を受け、例年の10分の1しか収穫が見込めないという貧しい農家を視察した知花さんは、「畑がからからでほとんど実がなっていないのを見て、『静かな危機』が起きていると感じました」と話しました。一方で、近くの別の村は、国連WFPの食糧支援を受けながら灌がい設備などを整えたため、青々とした野菜が元気に育っており、知花さんは「このようなモデルケースが広がって、笑顔が増えていってほしいです」と語りました。

また、母子栄養支援や学校給食支援の現場も視察し、国連WFPの支援を受ける母親や、学校給食支援に関わるボランティアが、様々な苦労がある中でも希望を持っていた様子などを語りました。 ⇒知花さんのマラウイ視察について詳しくはこちら

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「スリランカ復興への道のり ~26年の内戦を経て~ 」 5月下旬に、竹下景子さんがスリランカを現地視察で訪れた様子をまとめた映像の上映からトークセッションが始まりました。2009年まで26年間続いた内戦からの復興を支える取り組みや、学校給食支援及び母子栄養支援の現状や成果についての報告がされました。 竹下さんは視察中に、2010年に知花さんが視察でスリランカを訪れた際に出会った、学校給食支援を受ける少年にも再会。現在13歳になるニデルセン君は「どの教科も楽しい。将来はお医者さんになりたい」と目を輝かせて語ってくれたこと、そして学校給食支援が子どもたちの成長と未来を支えていることなどを伝えました。 竹下さんは、「紛争で傷ついた人々は、ようやく故郷に戻れても家も仕事も無くゼロから始めなければなりません。しかし皆さんは、生活は厳しくとも故郷に戻れて嬉しいと前向きに生活していました。国連WFPはそんな方々が元の生活を取り戻せるよう、長期的な支援が必要と感じました」と語りました。 ⇒竹下さんのスリランカ視察について詳しくはこちら

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(クリックで動画視聴)

対談「私たちにできること」

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続けて、「私たちにできること」と題して竹下さんと知花さんによる対談が行われました。竹下さんは2005年から、知花さんも2007年から長年にわたって国連WFPをサポートして下さっています。対談では、それぞれが国連WFPの支援を始めたきっかけや、最も思い入れのある国連WFPの支援活動について、そして学生や主婦、社会人ができることなどについて話されました。

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知花さんは「人生を捧げるような支援でなくてもいい。自分が立っている場所から、少し手を伸ばしてできることを、小さいことでも、続けていくことが大切」と話し、竹下さんは「食料自給率だけ見ても、他国のお蔭で私たちは生きている。持ちつ持たれつです。恵まれている人から恵まれない人へ、ではなく、共に手を取り合って、歩いていければ」と想いを語りました。

最後に、国連WFPが新しく開発した、無料スマートフォンアプリ「FOODeliver(フーデリバー)」の発表がされました。飢餓ゼロを目指す活動についてもっと知り、簡単に支援に参加できるこのアプリは、Google PlayおよびApp storeからダウンロード可能です。 ⇒ダウンロードはこちら