ストーリー | 01 8 月 2022
ミドは、休憩するために立ち寄った見知らぬ土地の浅い墓に、5歳の息子モハメドを埋葬しました。「私たちには食べ物も水もありませんでした。息子は栄養不良で疲弊しており、生き残れませんでした。」とミドは言います。
世話をしなければならない他の4人の子どもを抱え、何日も続く旅を前に、25歳のミドは短く別れを告げ、歩き続けました。やがてこの若い家族は、ドーロゥにあるカバサ避難民キャンプにたどり着きました。ドーロゥはソマリアとエチオピアの国境沿いを流れるダワ川のほとりにある町です。
ミドと彼女の1歳になる娘ファトゥンには、WFP国連世界食糧計画(国連WFP)が資金提供しているヘルスセンターで出会いました。ちょうど彼らがそこに到着してから10日ほど経った頃のことでした。ミドの足は一ヶ月の旅からようやく回復し始めたところですが、まだ悲しみに沈んでいます。