ニュースリリース | 03 8 月 2012
調査団に対し生活の困窮を訴えるシリアの人々 WFP/Deir Ezzorダマスカス・ローマ発:国連とシリア政府が行った最新調査によると、シリアでは150万人が3ヶ月から6ヶ月間程度の食糧支援を必要としている。これらの人々はシリアの中でも最も激しい戦闘や、それに伴う人の移動が起きている地域に住んでおり、危機にさらされている。農業部門では今までに約18億米ドルの損失が発生し、計300万人が食糧や農業、畜産業の支援を必要としている。この調査を受け、WFPシリア事務所長ムハナド・ハディは、「経済的損失はかなり深刻ですが、人道的状況はそれにもまして深刻です。これらの損失の影響を最も早く、そして最も深刻な形で受けるのは、貧困層です。調査団の視察に対し、貧困層からは収入が減り、支出が増えているとの声が寄せられました。彼らの生活は日々苦しくなっているのです。」とコメントした。