ストーリー | 14 2 月 2020
チッタゴン丘陵地帯にて歩みを共にする、栄養価優秀な給食と、成績優秀な女性達眠たげな冬の朝、インドとミャンマーに国境を接する南部バングラディッシュのチッタゴン丘陵地帯の美しい稜線には雲のとばりが下りています。その麓には、静寂のうらで実は生命に溢れる村々が広がっています。朝になり、大人たちが様々な用途のため、薪や土地のハーブを探しにバンダーバン地方のジャングルに分け入る頃、ヨンチ・マルマさんのような子どもたちは学校の準備を整えます。ヨンチさんは、バングラディッシュ政府と国連WFPから栄養不良撲滅のための食料支援を受けているチッタゴン丘陵地帯における4,100校に在籍する90,000人の生徒のうちの一人です。国土の大半が平野部に位置するなか、丘陵地帯の先住民の多くは高地に住み、一年を通じ食料の入手に苦労しています。