ストーリー | 27 8 月 2019
ハウィナトゥ・サンノーは生涯を農作業に費やしてきました。家族を養うため土地を耕すなどの重労働もいといません。豊かな土壌に恵まれたシエラレオネ南部プジュンの農村では土地は暮らしの糧です。しかし、それは数多くの小規模農家にとって、過酷な暮らしでもあります。ヘレブの農民グループの議長を務めるハウィナトゥは言います。「以前は収量も少ない小さな田んぼで米を育てていましたが、WFPの支援のおかげでずっと広い土地を得られ、ずっと多くの米を作ることができます。」ヘレブの農民グループは男性が110名、女性が90名を占め、日本政府の拠出によるWFP食料支援プロジェクトに参加して米を育てるのは今年で2年目になります。米はシエラレオネの主食で、キャッサバやヤシ油とならんで農家にとって最も重要な作物です。しかしながら、現地産のコメが広く好まれているにもかかわらず、シエラレオネは外国からの米の輸入に依存しています。