ストーリー | 03 7 月 2018
子どもたちはお腹を空かせたまま眠りにつき、やせ細っていきます。4歳の娘が栄養不良でつらい思いをしているのに、母親の私はどうすることもできないのです-。
イエメンからの「手紙」
2015年から内戦が続くイエメン。国民の3分の2に当たる1780万人もの人々が食料不足に陥る、世界最悪の「飢餓大国」です。
飢餓に苦しむ母親の1人、ファティマ(35歳)は、日本の人々へ必死の" SOS"を発信しました。
当初、国連WFP職員は「手紙で状況を知らせてほしい」とお願いしました。しかしファティマの答えは「字が書けないのです」。そんな彼女が、口述筆記で私たちに託したメッセージです。
日本の皆さん
私はファティマ。5人の子どもの母親です。
今はサナアで避難生活を送っています。
今、私たち一家にはわずかな食べ物しかありません。