ストーリー | 09 8 月 2018
西アフリカ、サハラ砂漠の南側に位置する「サヘル地域」の国々は、地球規模の気候変動に伴い、厳しい干ばつや砂漠化の脅威にさらされています。特に収穫直前の6~9月ごろは「リーン・シーズン」と呼ばれ、最も食料が足りなくなる季節です。
中でも今年のリーン・シーズンは、過去4年で最悪の食料不足に見舞われています。このため国連WFPはサヘル地域を、最も緊急性が高い「レベル3」地域に指定し、支援規模を拡大しようとしています。
サヘル地域にあるモーリタニアは国土の4分の3が砂漠に覆われ、残されたわずかな土地も砂に侵されつつあります。人々は暮らしを守るため、砂漠化をせき止めようと懸命の緑化活動を続けています。
「私たちの生活は、植物がここで育つかどうかにかかっている。