ストーリー | 10 10 月 2020
受賞は、世界的な飢餓の危機を深刻化させる要因としての紛争、気候変動、新型コロナウイルスに目を向けさせます国連世界食糧計画(WFP)がノーベル平和賞を受賞し、10月9日発表がありました。「現在世界で6億9,000万人にのぼる飢えた人びとの一人ひとりが、飢餓なしに平和に暮らす権利を有しています」と、国連WFPのデイビッド・ビーズリー事務局長は声明で述べています。「今日ノルウェー・ノーベル賞委員会は、この困窮した人たちと、紛争の破壊的な結果に、世界的な注目を向けました」。そして、こう付け加えています。「気候変動の衝撃と経済的な圧力によって、人々の窮状はさらに悪化しています。さらに現在、経済や地域社会に情け容赦なく悪影響を及ぼす新型コロナウイルスの世界的大流行によって、さらに数百万人の人びとが飢餓の瀬戸際に押しやられています」。