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WFP学校給食支援の新公共広告キャンペーン「消さないで、子どもたちの希望。」

WFP学校給食支援の新公共広告キャンペーン「消さないで、子どもたちの希望。」
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横浜発

WFP 国連世界食糧計画が途上国で行なっている学校給食を支援する公共広告がACジャパンの支援キャンペーンのテーマとして選ばれ、新聞、雑誌、ラジオ、テレビを通じて展開されることになった。

広告作品は、昨年7月から一年間展開された学校給食の公共広告キャンペーン「hope」の続編で、昨年に引き続き、WFPが給食の配膳に用いている赤いカップが登場する。赤いカップは、飢餓に苦しむ子供たちにとって、一杯の給食がどれほど大きな違いをもたらすことができるかを示しており、「消さないで、子どもたちの希望。」のキャッチフレーズのもと、学校給食プログラムへの支援を呼びかける。(テレビCMはこちらから。)

工藤絵理WFP日本事務所代表代行は、「経済危機により世界の飢餓状況が悪化し、2009年には飢餓人口が10億人を超えると予想されている昨今、こうして公共広告キャンペーンを展開していただけることに大変感謝しております。広告を見た日本の皆様から、より一層のご支援をいただければ幸いです。WFPの学校給食が子どもたちの健全な発育を助けるのは言うまでもありませんが、それだけではありません。給食を届けることによって、希望をも届けているのです。」と述べた。

広告作品の撮影は、ルワンダ・ブゲセラ地区のビハラグ小学校で行われた。WFPが学校で提供している栄養たっぷりの給食(豆とトウモロコシ粉でできたおかゆ)があるからこそ、子どもたちは学校に通い、授業に集中することができるという様子を描いている。広告では、黒板に書かれた「h」「p」「e」という文字の間に、おかゆが入った赤いプラスチックのカップが置かれ、「hope」という文字が完成する。

広告作品は、WFPが全世界で行っている「一杯の給食キャンペーン」をモチーフとしている。このキャンペーンは、途上国では6,600万人もの児童が空腹の状態で学校に通っているということを知ってもらうと共に、学校給食を提供するための資金を集めるというもの。

広告の企画・制作は電通名鉄コミュニケーションズが担当。また、テレビ・ラジオCMのナレーションは、女優の鶴田真由さんに担当していただいた。公共広告キャンペーンは7月1日より1年間、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、そして交通広告を通じて全国で展開される。

ACジャパンは、広告を通じてさまざまな提言を発信し、住みよい市民社会の実現をめざす民間の広告ネットワーク。1,300を越えるメディア・広告・一般企業が会員となり、構成されている。ACジャパンが制作した公共広告は、会員のメディア各社により、無償で掲載・放送される。

2008年、WFPは約70カ国において2,050万人の子どもに学校給食を配給した。