ストーリー | 03 9 月 2015
9月1日に開催された視察報告会 「三浦雄一郎が見たネパール震災〜国連WFPの支援現場〜」で行われた、元国連WFPアジア地域局長の「自然災害における国連WFPの緊急支援」と題した講演では、主にフィリピンで自ら指揮を執った緊急支援のエピソードを交えつつ、緊急支援の開始から終了、そして、次の自然災害に備える活動に関する包括的な話がありました。世界には全ての人が困らないだけの十分な食糧があるにも関わらず、貧困などが原因となって、約8億人もの飢餓に苦しむ人々がいます。2013年末にフィリピンで発生した台風30号の後、私は国連WFPの緊急支援の指揮を執るために現地に入りました。国連WFPが緊急支援を行うとき、現地政府や軍隊、民間団体や他の国連機関と協力して支援を進めていきますが、まずは、国連WFPのスタッフを現地および世界中から雇用することから始まります。