ストーリー | 13 2 月 2018
栄養不良で体重が9kgに満たない4歳児、襲撃で母を殺され、母乳を飲めなくなった赤ちゃん…。 紛争によって荒廃したコンゴ民主共和国のカサイ地区では、40万人の子どもたちの命が脅かされています。十分な資金援助がなければ、深刻な飢きんへと進みかねません。
4歳のムランバ・ルサンゾの体重は、8.8kg(政府統計によると、日本の4歳児の平均体重は16kg強)。
カサイ地区にあるツィカパの栄養センターで、国連WFPによる栄養強化サプリメントの提供が2周期目を迎えたところです。 中度の急性栄養不良で体の成長は遅れており、将来的に知能の発達が妨げられる恐れもあります。
生き延びるため盗み食いも
ムランバの母親、ウィヴィンは6カ月前、住んでいた村を襲撃されました。3人の息子を連れて逃げましたが、夫とは連絡が取れなくなりました。