写真で振り返る 2011年のWFPの活動
リビアの内戦から「アフリカの角」地域における大干ばつなど、2011年は、WFPや他の支援機関にとって、多くの困難に立ち向かう年となりました。WFPの今年1年間の活動を12枚の写真で振り返ります。
1月 コートジボワール
この写真の家族は、大統領選挙後の暴動のためコートジボワールから逃れてきました。WFPは、この家族のように隣国のリベリアへ避難してきた多くの人々に対して食糧支援を実施しました。2011年最初の大きな活動です。
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2月 アフガニスタン
町で物乞いをしていたバルキサさんは、WFPが配布する食糧引換券で食料品店で買い物ができるようになりました。食糧引換券を使った食糧支援はWFPの新しい支援の形態の一つです。
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3月 日本
3月11日、東日本大震災が日本を襲いました。WFPは、日本政府からの要請を受け、専門分野である物流のノウハウを生かして、各国や企業から寄せられた救援物資の輸送を実施。また、被災地各地に移動式倉庫やプレハブを設置し、物流拠点施設として提供しました。
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4月 リビア
これは、配給食糧を積んだ輸送車が、エジプトとの国境を越えて、リビアの内戦によって孤立した地域へと向かう様子の写真です。WFPは、リビア国内で110万以上を支援したほか、チュニジアやエジプトへと避難した人々へも支援を届けました。
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7月 ソマリア
ソマリア南部の干ばつや飢饉を受けて、写真の女性のような多くのソマリアの人々が、食糧と安全な場所を求めて故郷から逃れました。この事態を受け、WFP事務局長のジョゼット・シーランは、モガディシュを訪れ、状況を自らの目で確認しました。
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7月 ケニア
写真のソマリアからの難民は、干ばつと飢饉から逃れるため、2週間、砂漠を歩き続けケニアへたどり着きました。今年の夏、連日およそ1200人の人々がケニア東部のダダーブ難民キャンプへやってきました。
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8月 スーダン
写真の左側に写るハイサム君は、将来医者になることが夢です。ダルフールの学校で提供される給食が、彼の夢を後押ししています。WFPでは、世界で毎年およそ2,000万人の子どもたちに学校給食を提供しています。
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7月~8月 ソマリア
左側の写真は、飢饉に見舞われたソマリアから逃れた直後のサダク君(生後18ヶ月)です。この時、サダク君は栄養失調で非常に危険な状態でした。右側の写真は、病院での治療後、WFPが配布する栄養強化食品、プランピーサップを5週間食べ回復したサダク君。
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8月 パキスタン
パキスタンは、去年に引き続いて今年も深刻な洪水の被害に見舞われました。WFPではシンド州とバロチスタン州のおよそ300万人の洪水被災者に対して、月に一回食糧配給を実施。子どもの栄養不良を防ぐ栄養強化食品、「ワワ・マム」も一緒に配給しました。
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10月 ホンジュラス
食糧配給にやってきたWFPの職員に対して、洪水の体験を語る女性。2011年10月、WFPは、同時期に中央アメリカ地域の4カ国で洪水被害にあった人々を支援しました。
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11月 カンボジア
カンボジアでは、この10年で最悪とも言われる洪水が発生し、何千人もの人々が住むところを失いました。WFPでは、およそ15万人へ緊急食糧支援を実施。写真は洪水で被災した母子。
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12月 ニジェール
今年ニジェールでは、干ばつによる不作のため、農家は例年よりも早く収穫を終えました。例年であれば収穫した食糧は春先まで十分な量を確保できますが、今年は干ばつにより、2~3カ月で底をついてしまうだろうと言われています。
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