ニュースリリース | 26 7 月 2011
Copyright: WFP/David Orr
サラド・シュリエの子どもたちは、住んでいたメルカを離れ、海沿いに2日間歩き続けてモガディシュへと避難したが、子どもたち3人がその道中で命を落としてしまった。子どもたちは4歳、5歳と6歳と幼く、「空腹で弱ってしまい、もうこれ以上歩くことができない状態でした。」と、サラドは振り返 る。彼ら家族は農業を営んでいたが、干ばつによって農作物は枯れ、食べるものを求めて、自分たちの土地を離れ避難する決意をした。
サラドと生き残った子どもたちはモガディシュにたどり着いた後、ハウルワダグ(Hawlwadag)にある配給所で温かい食事(トウモロコシ粉と野菜のシチュー)を食べた。このような配給所はモガディシュに20か所あり、一日あたり8万5千人に炊き出しをしている。そのうち多くは、飢きん発生地域から 逃れてきた人たちだ。