ストーリー | 16 11 月 2022
南スーダンの東エクアトリア地方にあるトリトのグレース・コミュニティ・スクールの一日は早く始まります。生徒たちが到着するよりもずっと前の朝6時半、先生や料理人たちはあわただしくその日の準備を進めています。
学校の給食室では、昼食の準備のためにたくさんの鍋を火にかけます。まだ早い時間ですが、料理人は403人の生徒全員分の大きな鍋をかき回しながら、穀物や豆類を朝からじっくりと炊き上げていきます。
朝7時半ごろ子どもたちが到着すると、学校のあちらこちらで楽しそうなおしゃべりをする声が聞こえ始めます。
10代後半のジェニファーさんは初等科の最終学年に在籍し、将来は医療関係の仕事に就き、できれば助産師になって母親たちを助けたいという夢を抱いています。
「私の好きな科目は理科です。先生がとても好きで、だからその道を進みたいと思います」と彼女は語ります。