ストーリー | 07 2 月 2024
昨年4月にスーダンで紛争が勃発して以来、アワド・アダムさんとナフィサさん夫妻は移動を強いられ続けています。夫妻は、首都ハルツームが銃撃戦に見舞われるなか、当時は平穏だった東アフリカの穀倉地帯であるゲジラ州へと南下しました。
12月には、ゲジラ州の中心都市マダニの避難所が砲撃を受け、アワドさん夫妻と8人の子どもたちは、着の身着のままで再び避難しました。
「私たちには何も残されていません」と、現在数千人の紛争避難民を受け入れている紅海の町ポート・スーダンのペンキのはがれた学校の教室で、妻と一緒にアダムさんは話してくれました。
「国連WFPが来てくれたので、支援を受けています」と、アダムさんは言います。
現在スーダンでは、アワドさん夫妻を含む、1,000万人以上の人びとが家を追われ、世界最大の避難民の危機 となっています。