ニュースリリース | 15 8 月 2022 アフリカにおける食料安全保障と国連WFPの活動 -民間企業とのパートナーシップの未来- 紛争、気候変動、新型コロナウイルス感染症の社会経済的影響や価格の高騰などにより、世界では過去最大となる3億4500万人が深刻な飢餓に苦しんでいます。2022年、かつてないほど食料支援のニーズが高まる中、世界有数の穀倉地帯であるウクライナでの紛争が勃発し、食料、燃料、肥料価格のさらなる高騰が、脆弱な立場にある人びとに追い打ちをかけています。すでに食料不安を 抱え、小麦などの食料を輸入に頼っていたアフリカの国々では特に深刻な影響が広がっています。 国際社会が命を救うための緊急の支援を拡大し、平和と安定を築くための支援に投資しなければ飢きんや政情不安は避けられません。 WFP国連世界食糧計画日本事務所と認定NPO法人国連WFP協会は、第8回アフリカ開発会議(TICAD8)に先立ち、8月23日(火)にオンラインでTICAD8の公式サイドイベントを開催します。
ニュースリリース | 18 3 月 2022 国連WFP、ウクライナの緊急食料支援に日本からの1,400万米ドルを歓迎 日本の寛大な支援により、国連WFPはウクライナ国内の危機の影響を受けた約70万人の脆弱な女性、子ども、男性に緊急食料支援を提供する予定です。国連WFPはウクライナで、すぐに食べられる包装された食料の配布や人道的な物流サービスを通じて、自分たちのコミュニティで暮らす脆弱な立場の家族や避難のために移動中の人びと、国内避難民を支援します。 同時に、この資金により、国連WFPはウクライナ国境を越えて近隣諸国に避難している約1万4000人の人びとに緊急に必要な食料支援を提供することができるようになります。紛争によって避難した脆弱な立場にある人びとには、食料引換券の形で命を救うのための食料支援が届けられます。 「このたびのタイムリーな支援により、ウクライナ紛争の影響を受けている脆弱な立場にある家族の緊急のニーズに応えることができました。
ニュースリリース | 13 9 月 2021 資金難により国連WFPが南スーダンでの食料支援を削減 国連WFPは、ドナーからの寛大な寄付により、何百万人もの人々に命を救う支援を行うことができましたが、危機的状況にある地域に住む多くの脆弱な人々は、依然として最も高いレベルの食料不安に苦しんでおり、持続的な食料支援がなければ生きていけない状況にあります。 10月より、ワウ (Wau)、ジュバ (Juba)、ボル南 (Bor South) のキャンプで避難生活を送る10万6,000人は、今後3カ月間、年明けまで毎月の食料配給を受けることができなくなります。国連WFPは2022年1月から9月まで、これらのキャンプの国内避難民を対象とした毎月の食料支援を再開する予定です。 「厳しい時には抜本的な対策が必要です。
ニュースリリース | 22 2 月 2022 日本政府、国連WFPのシリアでの食料支援に500万米ドルを拠出 この支援で、避難民を含む17万人が3カ月間、食料支援を受けられるようになります。シリアではかつてない経済状況の悪化と食料価格の高騰に加え、冬がさらなる苦難をもたらしています。 「気温の低下により、親は子どもに食事を与えるか、暖を取らせるかの選択を迫られています。シリアの家庭はすでに限界に達しています。食料、燃料、衣料品を買う余裕もなく、人道支援はかつてないほど重要なものとなっています」と、国連WFPシリア国事務所のショーン・オブライエン代表は述べています。「日本からの資金提供により、特に何度も避難を余儀なくされ、この冬を生き延びるために苦労している家族が、確実に食料を確保できるようになります。」 過去2年間で、シリアでは食料不安が、驚異的な57%の増加を記録しました。
ストーリー | 30 5 月 2024 ブルキナファソの孤立したコミュニティにとって救世主となりうる国連WFPの食料空輸サービス ファダ・ングルマの埃まみれの滑走路に着陸した二重反転式ローターヘリコプターは、ここブルキナファソ東部の飢えに苦しむコミュニティの生活を大きく変えました。ヘリから降りたアメリカ人パイロットのクリスティン・ブラウンさんは、カーゴパンツと長袖シャツにジリジリと照りつける朝日を浴びながら、WFP国連世界食糧計画(国連WFP)の食料と栄養支援物資の荷降ろしを監視します。 「食料を必要とする人びとに空輸で食料を届けることは、私がこれまでに行った中で最も充実した使命です。」38歳のブラウンさんは、ブルキナファソで最も隔離された飢餓のホットスポットのいくつかに、人道支援要員とともに国連WFPの食料と支援物資を届けます。この地域は紛争により引き裂かれ、人びとは食料不安とともに暮らしています。「この地域のすべての子どもたちの置かれた境遇を見ると胸が張り裂けそうです。」とブラウンさんは話します。
ストーリー | 02 6 月 2024 元・中日ドラゴンズの谷繁元信さんと歩く! 「WFPウォーク・ザ・ワールド名古屋」で 約1,000人が飢餓ゼロを目ざす 認定NPO法人国連WFP協会は、6月2日(日)、「WFPウォーク・ザ・ワールド名古屋」を開催。過去最高の974人が、多くの花が咲き誇る鶴舞公園をスタートし新緑の名古屋市内を歩きました。 「WFPウォーク・ザ・ワールド」は、途上国の子どもたちの飢餓をゼロにすることを目的とした参加型チャリティーイベントで、参加費の一部は国連WFPの「学校給食支援」に寄付されます。今年で3回目となった名古屋会場では、927,600円の寄付金が集まり、約30,000人の子どもたちに給食を届けます。 開会式で安藤会長は「名古屋で3回目のこのチャリティーウォークに過去最高の約1,000名の参加をいただきありがとうございます。飢餓に苦しんでいる途上国の子どもたちに給食を準備し、学校に来て勉強してもらうことが将来的に質の高い労働力をつくり国の発展つながります。飢餓や貧困をなくさないと平和はありません。
リスト Job Openings A list of current job vacancies for the UN World Food Programme (WFP), including area of expertise, contract type, location and closing date for application.
ニュースリリース | 15 4 月 2022 国連WFP、ウクライナの包囲された都市へのアクセスを要請 「すべての当事者に包囲された都市にいる人びとに到達するため必要なアクセスを提供することを求めています」と国連WFPのデイビッド・ビーズリー事務局長は述べました。「戦争による破壊によって人びとが苦しんでいることと、飢餓で死に追いやられることは同じではありません。」 ウクライナ南部のマリウポリでは最後の食料や水の備蓄が底をついているとみられます。2週間以上前に包囲されてから人道支援は届けられていません。西部では、戦闘によってムィコラーイウへアクセスすることができていません。国連WFPは東部のいくつかの都市に関しても同様の懸念を抱いています。 国連WFPはこれまでウクライナで140万人に支援を届けました。今月末までに230万人への拡大を目指しています。
ストーリー | 18 6 月 2024 ニジェール:出稼ぎに出る男性、気候変動と格闘する女性 ニジェール南部のサルキン・ハツィ村で、山積みになったキビの袋の上に座ったサア・ムーサさんは誇らしげに微笑んでいます。今日は出荷日です。女性だけの協同組合の倉庫で、彼女は収穫物を集荷するトラックの到着を心待ちにしています。 「前からこうだったわけではありません。ここまで私たちは長い道のりを歩んできました」と、ナイジェリア国境に接するマラディ地域で彼女が代表を務める、組合員数820名のハディン・カン・マタ農業協同組合の歩みを振り返りながら彼女は語ります。「長い間、私たちは予期せず変化する気候と格闘しなければなりませんでした」 ここマラディでも、ニジェールの他の地域と同様、ムーサさんのような農家は、砂漠化と土壌劣化を加速させた気候変動の容赦ない影響に直面しています。
ストーリー | 01 12 月 2023 障がいを持つ人びと: 「学ぶのに遅すぎることはない」ベネズエラの国連WFPの学校給食が教えてくれること 午前5時、ベネズエラ北東部沿岸の小さな町、アラヤ。家々は1軒を除いて静かで灯りもともっていません。 ルイス・ガルシアさんはいつものように早く起きます。朝食の準備と息子のルイス・エンリケさんための浴室の準備に1時間かかります。父親がルイス・エンリケさんの準備を終え、玄関を出る頃には、もう8時近くになっています。 それは、どこの家族にとっても普通の一日の始まりかもしれません。 しかし、ルイス・ガルシアさんは72歳で、彼が世話をしている息子は52歳の認知障がいを持つ男性で、今朝、生まれて初めての登校日を迎えます。 教育だけでなく、ルイス・エンリケさんはWFP国連世界食糧計画(国連WFP)の学校給食支援を受けることになっています。 半世紀以上にわたって、ルイスさんは息子を家で介護してきました。