国連WFP、ウクライナの緊急食料支援に日本からの1,400万米ドルを歓迎
日本の寛大な支援により、国連WFPはウクライナ国内の危機の影響を受けた約70万人の脆弱な女性、子ども、男性に緊急食料支援を提供する予定です。国連WFPはウクライナで、すぐに食べられる包装された食料の配布や人道的な物流サービスを通じて、自分たちのコミュニティで暮らす脆弱な立場の家族や避難のために移動中の人びと、国内避難民を支援します。
同時に、この資金により、国連WFPはウクライナ国境を越えて近隣諸国に避難している約1万4000人の人びとに緊急に必要な食料支援を提供することができるようになります。紛争によって避難した脆弱な立場にある人びとには、食料引換券の形で命を救うのための食料支援が届けられます。
「このたびのタイムリーな支援により、ウクライナ紛争の影響を受けている脆弱な立場にある家族の緊急のニーズに応えることができました。日本の迅速かつ献身的な支援により、重要な支援を必要とする何百万人もの人びとの命が救われ、今後も救えることに感謝しています」と、国連WFPのウクライナ危機担当緊急調整官ヤコブ・ケルンは述べています。
トラックや列車が破壊され、空港が爆撃され、橋が崩落し、スーパーが空になり、倉庫では物がなくなり、数千万人の人びとを養うシステムが崩壊しています。包囲された都市マリウポリでは、食料と水の最後の蓄えが底をついています。ハルキウ(ハリコフ)、キーウ(キエフ)、オデッサ、ドニプロ、スーミは部分的に包囲されていますが、商業輸送で到達可能です。
国連WFPはウクライナ国内でリヴィウと他2カ所に活動拠点を設け、破壊された商業的食料の供給網を立て直し、紛争地域への人道的輸送隊を編成しています。
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WFP国連世界食糧計画(国連WFP)は、2020年のノーベル平和賞を受賞しました。 私たちは世界最大の人道支援組織であり、緊急時に命を救い、食料支援を活用して、紛争や災害、気候変動の影響から立ち直った人びとのために平和、安定、繁栄への道筋を構築しています。