ストーリー | 06 11 月 2023 ネパール地震: 国連WFP、政府・パートナーと必需品の配送に取り組む ネパールの貧困層が暮らす泥の家は、11月3日に発生したマグニチュード6.4の大地震の前ではあまりにも無力でした。157人が死亡した大地震の被災者たちは、家が破壊された後、野外で寝泊まりしています。 国連世界食糧計画(国連WFP)は、ネパール政府と地域のパートナーを支援し、家や持ち物を一瞬で失ってしまった家族のために救援物資を動員しています。 国連WFPは6トンのすぐに食べられる緊急援助食料を被災地に発送し、3日間で約7500人に食料を届けました。さらに、予備の食料も準備しています。 地震は多くの家族が就寝中の真夜中に発生しました。ジャージャルコート郡と西部ルクム郡では多数の家が倒壊し、人びとは住まいを失ってしまいました。 国連WFPは、他の国連機関や人道支援パートナーと緊密に連絡を取りながら、被災地における被害の規模を調査しています。
ニュースリリース | 16 11 月 2023 国連WFP:食料システムの崩壊により、ガザは広範な飢餓に直面 「ガザでは食料と水の供給が事実上不可能であり、必要な物資のほんの一部しか国境を通って到着していません。冬が間近に迫り、危険で過密な避難所、清潔な水の不足により、人びとは飢餓の可能性に直面しています」と国連WFPのシンディ・マケイン事務局長は話しました。「現在の食料支援のニーズを満たすには、1箇所の国境検問所だけでは不可能です。命を救う食料をガザに運び入れるため、人道的アクセスを可能とする、安全な通路を新たに開く必要があります。」 国連WFPは11月13日、燃料不足のため、国連WFPと提携している最後のパン屋の閉鎖を確認しました。燃料不足が引き金となり、ガザにある130のパン屋すべてにおいてパンの生産が停止しています。ガザの人びとの主食であるパンは、不足しているか、または手に入らない状況です。 燃料不足は、食料支援を含む人道支援物資の配給や活動にも支障をきたしています。
ニュースリリース | 19 1 月 2023 マダガスカルの農村コミュニティ開発に国連WFPと現地政府が連携 このプロジェクトは国連WFP協会を通じて日本の皆様からのご支援をいただいています。 革新的農村開発(Rapid Rural Transformation)イニシアティブのもと、国連WFPとパートナーは、農村地域に太陽光発電を搭載した地域センター、持続可能な水源地、ICTの導入を進め、人びとが、環境に責任を持ち、持続的なかたちで利用できるよう、エネルギー、水、デジタルプラットフォームを提供します。 地域当局が管理するセンターでは、さまざまなパートナーが、女性や若者に向けて、食料生産やビジネススキルの研修、デジタル講座などの総合的なコミュニティサービスを提供することができます。またセンターに設置された太陽光発電によって、点滴灌漑や水耕栽培が可能になり、農業生産を向上させます。
ストーリー | 25 5 月 2022 アフリカ・デー:ブルンジで気候変動に見舞われた家族を支援する国連WFP 20年前、ジャン・ンカラミヒゴさんとフランシーヌ・カンヤナさんは、自分たちの農場を持ち、家族を養うための土地を求め、ブルンジのキルンドにあるヴンビという自治体に移住してきました。 その当時、この地域では農業が主な収入源であり、夫妻は簡単に生活ができると考えていました。しかし20年後、生活は彼らの期待とはまったく違うものとなりました。計画が狂った理由、それは、アフリカ大陸に共通する気候変動です。 キルンドで最も弱い立場に置かれた他の家族と同様に、ジャンさんとフランシーヌさんとその12人の子どもたちは、人道支援と賃金労働に頼って生きており、時には1日に1食しか食べられないこともあります。この夫婦は、2022年4月に国連WFPが基本的な食料需要を満たすために支援した、4万人の最も弱い立場に置かれた人びとの中の一人です。
ストーリー | 02 2 月 2023 フィリピン:コロナ後の学校に子どもたちを呼び戻す、ファーム・トゥ・スクールの給食 学校のある日になると、ビサン小学校の前には100人の子どもたちが集まり、近くにある材料で作った2つの小屋と地元自治体から借りたコンクリートの建物からなる、3つの不釣り合いな構造の教室に駆け込みます。 「素敵というほどではないですけど、何もないよりはましですね」こう語るのは、ここタリサワの山岳地帯にあるバランガイ(村)の教師、メアリー・ジーン・ディガンさんです。この地域のもう一つの学校は数時間の距離にあるため、地域社会は教室を建設するために資金を出し合いました。「私たちが何とかしなければならなかったのです」と彼女は言います。 しかし、子供たちのにぎやかな足音が聞こえる日もありますが、そうでない日もありました。 「子どもたちは頭を下げたまま授業を受けていました。」メアリー・ジーン先生は話します。
リスト Inspector General's Annual Report A list of the Inspector General's Annual Reports by the UN World Food Programme (WFP), filtered by year.
ストーリー | 20 5 月 2022 ウクライナでの戦争:世界的飢餓が懸念される中、国連WFPは黒海の港の開放を要請 WFP国連世界食料計画(国連WFP)は黒海沿岸のウクライナの港の閉鎖が食料供給と世界の何百万人もの人びとの命を脅かしていることから、「政治的な解決」を求めました。 政治的な解決なしには、継続中のウクライナでの戦争によってもたらされた世界的な食料安全保障への脅威は「飢きん、各国の不安定化、そして、必然的な大量の避難民の発生」につながるとデイビッド・ビーズリー事務局長は述べました。 5月19日の国連安全保障理事会での討論で、事務局長は、餓死に近づいている世界の2億7600万人を救うため、ただちに行動を起こすよう世界の指導者に求めました。 「オデーサ地域の港を再開できなければ、それは世界の食料安全保障に対する戦争を宣言することになります」とビーズリー事務局長は述べ、「飢きんと不安定化、世界での大規模な人びとの移動をもたらします」と続けました。
テーマ別ページ 食料システム Failures in food systems fuel hunger and limit livelihoods. Through “systemic food assistance” WFP can help address these issues.
リスト ニュースリリース A list of the latest news releases by the UN World Food Programme (WFP), filtered by topic, country and year.
ストーリー | 23 9 月 2024 学校に通えない子どもたち:紛争と飢餓が子どもたちの未来を奪う ガザ地区では、12歳のアフマド君は爆撃や空爆により家族が避難所を短期間で転々としたため、ほぼ1年間の学校教育を受ける機会を失いました。疲れ、悲しみ、落ち込みながら、彼は一時的な学習プログラムの一環として、テントの中で再び勉強を始めました。スーダンの西ダルフール地方の村に住むサマルちゃんは学校が大好きで、特に算数が得意でした。現在、彼女はチャドの国境を越えたところにある難民キャンプで生活しています。家族が生き延びるために、サマルちゃんは水を汲み、ソルガムをすりつぶしています。武装集団による暴力により数十万人が家を追われたハイチの首都ポルトープランスでは、シェルラインさんと6人の子どもたちは、他の多くの人びととともに、かつての教室を避難所として利用しています。襲撃者が彼女の住む地区を焼き払い、夫を殺害して以来、ホームレスで独り身となった彼女は、子どもたちの将来を心配しています。