ネパール地震: 国連WFP、政府・パートナーと必需品の配送に取り組む
ネパールの貧困層が暮らす泥の家は、11月3日に発生したマグニチュード6.4の大地震の前ではあまりにも無力でした。157人が死亡した大地震の被災者たちは、家が破壊された後、野外で寝泊まりしています。
国連世界食糧計画(国連WFP)は、ネパール政府と地域のパートナーを支援し、家や持ち物を一瞬で失ってしまった家族のために救援物資を動員しています。
国連WFPは6トンのすぐに食べられる緊急援助食料を被災地に発送し、3日間で約7500人に食料を届けました。さらに、予備の食料も準備しています。
地震は多くの家族が就寝中の真夜中に発生しました。ジャージャルコート郡と西部ルクム郡では多数の家が倒壊し、人びとは住まいを失ってしまいました。
国連WFPは、他の国連機関や人道支援パートナーと緊密に連絡を取りながら、被災地における被害の規模を調査しています。
カトマンズから約300キロ離れたカルナリ県スルケート郡にある国連WFPのサブオフィスでは、被災した地区にスタッフを派遣し、ニーズ調査と食料配給の調整のため、現地当局と協力しています。
国連WFPは、人道的ステージングエリアのネットワークを通じて、政府や人道支援パートナーにロジスティクス支援を提供しています。
ネパール全土に戦略的に配置されたステージングエリアは、ネパール政府による緊急救援活動の重要な役割を担っています。
地震発生から48時間以内に、国連WFPはロジスティクス(物資輸送)クラスターを代表し、カトマンズに事前配置された毛布、防水シート、寝袋などの政府救援物資の移動を支援しました。
国連WFPはまた、世界保健機関(WHO)、国連人口基金(UN Population Fund)、ユニセフ(UNICEF)などの人道支援パートナーに代わって、防水カバーや緊急出産キット・衛生キットの発送を支援しました。
今回の災害は、アフガニスタンで1400人以上の死者を出した大地震に続きます。国連WFPはアフガニスタンにおいて数時間以内に緊急支援を開始し、子どもたちの栄養不良を防ぐための特殊食品である栄養強化ビスケット、栄養強化小麦粉、植物油、豆類や塩を、破壊された村々の家族に配布しました。