ニュースリリース | 25 7 月 2024
本年の年次報告書は、ブラジルで開催されたG20「飢餓と貧困に対するグローバル・アライアンス」タスクフォース閣僚級会合に合わせて発表され、2030年までに「飢餓をゼロに」の達成をめざす持続可能な開発目標(SDGs)の目標2に関し、世界が大きく遅れをとっていると警告しています。本報告書によれば、世界の栄養不足のレベルは2008年から2009年の水準となり、15年後退しています。
発育阻害や完全母乳育児など特定の分野では一定の改善が見られるものの、世界の飢餓レベルは3年連続で高止まりしています。2023年には7億1,300万人から7億5,700万人の人が栄養不足となり、依然として憂慮すべき数の人々が、食料不安と栄養不良に直面しています。この中間値(7億3,300万人)は、2019年より約1億5,200万人多い数値です。
飢餓の傾向は地域ごとに大きく差があります。