ニュースリリース | 31 7 月 2006
ダマスカス発−WFP国連世界食糧計画は昨日、この2週間の間でシリアの首都ダマスカスに逃れてきた7,000人のレバノン市民に食糧の配給を開始した。 WFPは、現在学校や廃墟となった公共施設などで生活をしている人々に、一日3トンのパンを支給する。現段階では、ダマスカスで食糧支援を必要とする難民は、2万人に膨れ上がる可能性があると予見されている。これをうけ、WFPは代替防災計画を進めていて、一日あたり最高11メトリックトンの食糧配給に対応できるように調整している。水曜日には、WFPは中部・北部シリアでの食糧の支給も始める。 「レバノンを逃れたこれらの人々は、悲惨な経験をしてきた。中には着用している衣類以外には何も持っていない人もおり、多大なる支援を必要としている」と、WFPシリア代表のピパ・ブラッドフォードは語る。