ニュースリリース | 29 4 月 2010
ダカール発 WFPは、干ばつの影響で食糧事情が悪化しているニジェールにおいて、食糧支援の規模を2倍以上に拡大、230万人を対象に支援する。 国連のジョン・ホルムズ人道問題調整官が、「ニジェールでは開発支援機関と人道支援機関の連携が必要である」と語ったことを受け、WFPのジョセット・シーラン事務局長は、「ニジェールの人々は、干ばつによって深刻な影響を受けています。国際社会は、人々がこれ以上飢えに苦しむことを何とか阻止しなくてはなりません」と述べた。 ニジェールのサヘル地域東部では、不安定な降水が続き、雨量も少なかったため、農作物が被害を受け、家畜の牧草地が干上がってしまった。今年1月、ニジェール政府が行った調査によれば、1,350万のニジェールの人口の半分が食糧不足に陥っているとされる。 こうしたなか、WFPは食糧配給を強化。