国際学校給食の日に、国連WFPとイラク教育省がすべての生徒への支援拡大を約束
「以前、全国学校給食プログラムの恩恵を受けた生徒として、給食を受け取ったときの喜びや、給食を学校生活の一部として待ち望んでいたことを今でも思い出します。全国学校給食プログラムをすべての生徒に拡大していく中で、イラクのすべての生徒が同じような素晴らしい気持ちを味わえることを期待しています。」とイラクのアリ・ハミード・ミクリフ・ムシン教育大臣は述べています。「国連WFPの支援に感謝するとともに、包括的で持続可能な学校給食プロジェクトに全力で取り組むことを約束します。これは、将来、国や社会に貢献する健康で教育を受けた生徒を確保するための重要なステップであると考えています」
国連WFPとイラク教育省は、2021年1月に「全国学校給食プログラム」を再開し、イラク国内の11州で25万5千人の脆弱な子どもたちとその家族に支援を行っています。アンバー州のモハメド・ナジール・ジヤッドは、学校給食プログラムの再開後、アル・ラヤナ学校を退学した生徒の半数以上が学校に復学したと報告しました。12歳の女子児童のタヒはこう語っています。「学校に行って、友達と一緒に勉強したり、食事をしたりして、幸せな時間を一緒に過ごすことが楽しみです」
「国連WFPは、イラクの子どもたち、特に少女たちの未来に投資する普遍的な学校給食政策の策定を含む国家プログラムの強化について、引き続きイラク政府を支援していきます」と国連WFPイラク事務所代表のアブディラマン・メイガグは述べています。「国際学校給食日に、国連WFPは、学校が安全に開校・通学できるようになり次第、教育省とともに全国学校給食プログラムを再開する準備ができています」
新型コロナウィルスの影響は、子どもたちの学習、健康、栄養状態にとどまらず、子どもたちの社会性や精神的な健康にも影響を及ぼすことが予想されます。国連WFPとUNICEFが2020年11月に実施した共同調査によると、90%以上の親が、マスクの義務化や距離の取り方など、全員を守るための安全対策が整っていれば、子どもたちを学校に戻すことを支持しています。
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WFP国連世界食糧計画(国連WFP)は、2020年ノーベル平和賞を受賞しました。 国連WFPは世界最大の人道支援組織であり、緊急時に命を救い、食料支援を通じて、紛争や災害、気候変動の影響を受けたの人々の平和、安定、繁栄への道筋を構築しています。