ストーリー | 22 11 月 2016
エルビル(イラク)発―連日続く戦闘、食糧難、そして生活を脅かされてやっとの思いで逃げてきた住民たち。イラクで政府軍がIS(イスラミックステート)からモスルの街を奪還する軍事作戦が続く中、国連WFPは住民10万人以上に温かい食事や食糧を配ってきました。今月13日には、イラク軍がモスル市内で最初に制圧した地区、ゴジャリ(Gogjali)から避難してきた25,000人に緊急の食糧支援を実施しました。そして未だ他の地区に取り残されている人々を助けるため、現地のパートナーと連携しながら必死の支援活動を続けています。
故郷を離れる決断、キャンプに希望を託す決意
何キロも続く有刺鉄線の向こうには、マットレスや毛布、調理器具、衣服が詰った袋に囲まれ、人々が身を寄せ合っていました。男性2人が大きなコンロを抱えて、人ごみや物の山をかき分け、通り抜けようとしています。