ストーリー | 30 5 月 2017
「資金不足はただのバランスシート上の数字なのではなく、飢えの苦しみによって夜通し寝られない子どもたちを意味するのであり、生命を失う事なのです。」 紛争により、世界で最も深刻な人道危機がもたらされているナイジェリア北東部では、180万人が家を追われる事態となっています。現地では資金不足により、食糧支援が削減されることを余儀なくされており、人々は苦悩と不安の日々を過ごしています。
「食糧が尽きると、私たちは死んでしまうでしょう」 ナイジェリア北東部で人道支援のための資金が枯渇するなか、飢きん寸前の家族は最悪の事態を恐れています。 どの親もが恐れている悪夢を、ブラマは体験しています―「食糧が尽きると、私の子どもたちは死んでしまうでしょう」 ブラマと家族はここ1年、ナイジェリア北東部ボルノ州にある国内避難民キャンプに住んでいます。