ストーリー | 20 12 月 2017
スーダンは、数十年もの間、数々の内戦や紛争を経験しており、現在も西部のダルフール地域などで戦闘が続いています。また2013年末に南スーダンで始まった紛争以来40万以上もの難民が押し寄せています。更に、慢性的な貧困、自然災害、経済の悪化などにより、スーダンでは人口の46.5%が貧困層に属し、4人に1人が栄養不良に陥っています。そのような中、国連WFPはスーダン各地に計18事務所を構え、計1,155人の職員を擁し、緊急支援から復興支援まで、幅広く活動しています。
初めに訪れたのは、首都ハルツームから車で約6時間、南部の白ナイル州・コスティ。コスティには、国連WFPの食糧倉庫があり、ここから、スーダン国内各地に加え、陸路でのアクセスが困難な南スーダンで配布する食糧も運ばれて行きます。