ストーリー | 24 3 月 2018
妊娠から2歳の誕生日を迎えるまでのおよそ1,000日間、この期間の栄養改善を促すため、国連WFPは、各国政府とともに妊娠中及び授乳中の母親と子どもに対して栄養支援を行っています。支援国のひとつ、フィリピンの南部地域では、2015年以来1万1,000人以上の母子に栄養支援を実施しました。
子どもたちの一生を左右する重要な期間、それがお母さんの妊娠から子どもの2歳の誕生日までの「最初の1,000日間」です。この時期に栄養不良が続くと、身体・知能の発育に遅れが生じるだけでなく、精神的・身体的障害など、一生取り返しのつかないダメージを受けることもあります。栄養不良は子どもたちの学習能力の低下を招き、将来的には収入能力にまで影響を与えます。また、健康な子どもたちに比べ、病気による死のリスクも高くなります。