ノーベル平和賞受賞~竹下景子さん・三浦雄一郎さんからのメッセージ
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国連WFP協会親善大使を務めていただいている竹下景子さん、三浦雄一郎さんから、ノーベル平和賞受賞に際しメッセージが届きました。
◆国連WFP協会 親善大使 竹下景子さんメッセージ
この度のノーベル平和賞の受賞を心より嬉しく思っております。
私は2010年から国連WFP協会の親善大使として支援活動に携わっており、今年は大使就任10周年の節目の年でもあり、なおさら感慨深く存じます。
これまでにセネガル、フィリピン、スリランカ、スーダン、ルワンダと5カ国を視察し、現地の様々な状況を自身の目で見てきました。いずれの国でも、国連WFPは貧困や自然災害、紛争の影響を受けて厳しい環境のなかに暮らす、最も弱い立場にいる人びとに食料を届けていました。そして支援を受けた人たちは皆、国連WFPの支援に感謝の気持ちを伝えてくださり、また彼らは困難のなかにありながらもたくましく、希望をもって前向きに日々を過ごしており、私自身が元気をいただいたことも多くありました。
また国連WFPの活動の柱の一つに学校給食支援がありますが、昨年訪れたルワンダでは、WFPの給食支援を受けて育った高校3年生と二十歳の青年に会うことができました。二人とも、将来への夢をしっかりと持ち、「学校給食は楽しかった思い出です」と感謝を述べてくれました。支援の成果を実感した瞬間でした。
支援というものは、一方通行ではなく、お互いできる時に助け合うことが大事だと思います。
食べることは生きること。これからも、世界中の人たちがきちんと食べることができるよう、私も国連WFPへの支援を続けていきます。これまでご支援くださった方々の温かなお気持ちにお礼申し上げますと共に、さらに多くの皆さんに支援の輪に加わっていただけると嬉しいです。
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◆国連WFP協会 親善大使 三浦雄一郎さんメッセージ
親善大使として、この度の平和賞受賞、非常に名誉であり心より嬉しく思っております。国連WFPは地球上から飢餓をなくす為に、世界中の飢えに瀕している人々へ長年食料を届けてまいりました。特に子どもたちへ、給食という形で必要とされている各地へ。食事は生きる為だけではなく夢と希望と平和を育む大切な力です。
また2015年、ネパール大震災のときにはいち早く救援物資を被災地へ私も一緒に届けることが出来ました。何よりも機動力にすぐれた世界各地でのWFPの活動がこのように評価されたこと、光栄です。
今後も日本をはじめ世界中の特に子どもたちへの救済の役割を果たし続けてまいります。日頃よりWFPを応援くださっている皆さんには感謝の意を表します。そしてより多くの方々からのご支援が集まるよう心よりお願いする次第でございます。
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