ページ 人事アウトリーチミッション2018 国連WFPは世界最大の食料支援機関として、「飢餓のない世界」を目指し約80カ国で活動を行っています。日本からもジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)などを経て、プロフェッショナルスタッフとして活躍している人が多くいます。 今後さらに日本人の採用に力をいれていくため、2018年8月29日(水)と30日(木)にローマの国連WFP本部から人事担当者が来日し、「キャリアガイダンス」と「キャリアセミナー」を開催します。 国連WFPでは独自にフィットプール(FIT Pool)という採用制度も取り入れています。国連WFPでの仕事やキャリアパスについてご興味のある方は是非ご参加ください! 1.キャリアガイダンス 応募〆切:2018年7月8日(日)
ストーリー | 30 6 月 2022 【日本人職員に聞く】紛争と干ばつに悩むエチオピア 「しのぐ」支援から「立ち向かう」支援に エチオピアで広がる2つの脅威 「干ばつに見舞われている地域には、本当に何もありません。家畜を死なせないために、家の屋根にあるわらをとってご飯として食べさせているほどです。そのようなところで、彼らは生きています」 エチオピアは、何十年も干ばつが続いているアフリカ東部の「アフリカの角」と呼ばれる地域に位置する国です。直近3回の雨季には雨が降らないほどの干ばつに見舞われました。 それがどれほど深刻な状態なのか、浦さんはソマリ地域で出会った女性から気づかされたといいます。 「ひどい干ばつで家畜は全滅。村の中で一番裕福だと思っていた家庭の牛や羊もみんな死んでしまうほどの被害を受けている。これからどうすればいいのか…今後もしWFPが農業プロジェクトを行うことがあれば、ぜひ参加したい」と訴えたそうです。
ページ プリマ プリマハムより、1,103,097円のご寄付をいただきました。2017年1月より2017年6月までの間、同社「直火焼 デミグラスハンバーグ」の売り上げの一部を国連WFPが展開している「レッドカップキャンペーン」を通じてご寄付いただいたものです。ご寄付は国連WFPの「学校給食プログラム」に活用させていただきます。 プリマハム株式会社 代表取締役社長 松井 鉄也様 (右) 国連WFP協会 事務局長 鈴木 邦夫 (左)
ニュースリリース | 26 11 月 2021 紛争の影響により、エチオピア北部で食料支援を必要とする人が数百万人増加 エチオピアで発生している紛争の最前線に位置するアムハラ州では、370万人が緊急的な人道支援を必要としています。エチオピア北部で支援を必要としている人の80%にあたる780万人が戦闘地域の反対側で生活しており、戦闘地域を越えて食料支援を届けることが不可欠となっています。 国連WFPは今週、合同緊急作戦(Joint Emergency Operation, JEOP)を代表して、アムハラ州の町、デシとコンボルチャに住む1万人を超える人びとに食料を届けました。約1ヶ月前にティグライ人勢力によって制圧されたこの地域に支援が届くのは、制圧以降初めての事です。国連WFPは、一週間前まで、この地域に所有する倉庫へのアクセスが許可されていませんでした。
ストーリー | 26 10 月 2022 シエラレオネの農村:ファトマタさんの子供たちには今夜も夕食がありません シエラレオネ北部のダルエスサラーム村の家の広い中庭で、ファトマタ・カマラさんは3人の娘たちが学校から帰宅するのを見守っています。 娘たちを見つけほんの数秒の微笑みを浮かべた後、ファトマタさんの関心は、娘たちをすぐに着替えさせ、翌日の学校のために制服を洗濯して一晩乾かすことに移ります。 ベランダに置かれた丸太の上で制服を乾かしているファトマタさんに娘の一人は尋ねます。「そろそろ夕食を作るの?」ファトマタさんは答えます。「今夜は何もないの」。 「子供たちは、食材があるときは夕食を作り、今日のように食材がないときは夕食をスキップすることを知っています」と彼女は言います。「そんな夜は、子供たちが寝付くまで起きておしゃべりをします」。 家族が今夜食べる唯一のものは、彼女が住んでいる地域で豊富にある、パーム油で調理されたマンゴーだとファトマさんは言います。
ページ 日本の政府や市民社会との連携 日本政府からの支援 国連WFPの活動は、各国政府および民間からの任意拠出金によって支えられています。 日本政府は国連WFPにとって第6位の拠出国です。2017年、日本政府からの拠出金は1億7520万米ドル(約193億円)に上りました。 日本政府による国連WFPへの支援は、世界の平和と安定に寄与するという日本の政府開発援助(ODA)に対する考え方に沿って、飢餓、貧困、栄養不良の根絶を目指すものです。日本からの拠出金は、緊急支援活動や復興・開発支援などに役立てられています。 毎年、国連WFPは日本政府と政策協議を行い、お互いの 戦略計画に沿ってどのように連携を深めていくかを話し合います。
ストーリー | 24 3 月 2021 イエメン:紛争地への給食支援 ―空爆によって破壊された学校、食料不足を支える栄養強化ビスケット イエメン南西端にあるモカの小学校は、戦闘で兵士に占領され、空爆で破壊されました。 2階建ての建物が失われ、再建はされたものの、4つの教室を備えた小さな建物が2つあるのみです。600人の生徒に対して教室の数が足りず、男の子たちは机も椅子もないテントで授業を受けています。 そんな子どもたちが毎日楽しみにしているのが、たんぱく質やビタミン、ミネラル豊富なビスケットです。 国連WFPは、この栄養強化ビスケットを毎日提供しています。不足する栄養を補うだけでなく、勉強への集中力アップにも一役買っています。 国連WFPは、さらに西海岸の96校の学校で35,000人の子どもたちに対して栄養強化ビスケットを提供して支援しています。 イエメン全土でこの栄養強化ビスケットを受け取る生徒は150万人にも上ります。
ニュースリリース | 18 3 月 2024 ガザ北部に飢きんが差し迫る、新たな報告書が警告 ガザ北部の二県では約30万人が今も身動きが取れなくなっており、飢きんが今から5月までの間に発生すると見込まれています。飢きんの定義となる三つの基準のうち 、一つ目の基準である急性食料不安に直面している人の割合は既に大幅に上回っており、二つ目の5歳未満の子どもの急性栄養不良の割合も基準に記録的なペースで近づいています。三つ目の基準である非外傷性の死亡率も増加していますが、戦闘が続いているためデータが限られています。 新たな報告書は、ガザ地区の人口の半分にあたる110万人が、自分たちの食料備蓄と食料を手に入れるための方法を完全に使い果たし、壊滅的飢餓(IPCフェーズ5)に陥っていると伝えました。この数は、IPCによって壊滅的な飢餓に直面していると記録された人数としては史上最も高い数値であり、わずか3ヶ月前に発表された人数の2倍です。
ストーリー | 03 7 月 2023 ハネン・ルーイフィア:困難を乗り越え夢を叶えたチュニジアの小規模農家 「8歳のとき、両親は私が学校に通うのを辞めさせました。私は兄弟や羊の世話、台所仕事と祖母の世話をしなければなりませんでした。」ハネン・ルーイフィアは言います。 ハネンは今、チュニジアで自営農家として働いています。しかし、小学校を退学して以来、これまで数々の困難を乗り越えなければなりませんでした。 ハネンが18歳のとき、彼女が家の仕事をしていると、地域の農業訓練センターの所長が話しかけてきました。「学校で農業を学びませんか」それを聞いて彼女は、学校時代の遠い記憶を思い起こし、涙を流しました。教室での授業、それは彼女が続けたいと思っていて叶わなかったことでした。今まで夢見てきた教育を受ける機会が訪れたのです。 しかし、父親は農業訓練は男子と一緒に受講するもので、女子はハネンだけだから無理だ、と許してくれませんでした。
ニュースリリース | 04 5 月 2021 ラニーニャ現象の影響などからアフガニスタンで人口の3分の1が急性食料不安 IPC報告書によると、アフガニスタンの食料不安は、新型コロナウィルスの影響が長引いていること、武力紛争、食料価格の高騰、高い失業率と収入減、複雑で繰り返し発生するラニーニャ現象が始まったことなどが原因とされています。 「最も弱い立場にある人々への新型コロナウィルスの悪影響を軽減するための取り組みを2倍に強化した結果、予測されていた42%から35%へと(急性食料不安の人口の割合の)数値を下げることができました。これは成果ですが、『飢餓のないアフガニスタン』という目標にはまだほど遠い状況です。国民の3分の1が家族を養うのに苦労しているのです。今後の課題を考えると、決して油断してはいけません。