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イエメン:紛争地への給食支援 ―空爆によって破壊された学校、食料不足を支える栄養強化ビスケット

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教室代わりのテントで授業を受ける男の子たち。国連WFPは栄養強化ビスケットを提供しています。 Photo: WFP/Annabel Symington
教室代わりのテントで授業を受ける男の子たち。国連WFPは栄養強化ビスケットを提供しています。Photo: WFP/Annabel Symington

イエメン南西端にあるモカの小学校は、戦闘で兵士に占領され、空爆で破壊されました。

2階建ての建物が失われ、再建はされたものの、4つの教室を備えた小さな建物が2つあるのみです。600人の生徒に対して教室の数が足りず、男の子たちは机も椅子もないテントで授業を受けています。

2年前、家族とともにホデイダからモカに逃れてきたユセフ。家族が逃れた直後、空爆によって家が破壊されました。大きくなったらパイロットになりたいと考えています。 Photo: WFP/Annabel Symington
2年前、家族とともにホデイダからモカに逃れてきたユセフ。家族が逃れた直後、空爆によって家が破壊されました。大きくなったらパイロットになりたいと考えています。Photo: WFP/Annabel Symington

そんな子どもたちが毎日楽しみにしているのが、たんぱく質やビタミン、ミネラル豊富なビスケットです。

国連WFPは、この栄養強化ビスケットを毎日提供しています。不足する栄養を補うだけでなく、勉強への集中力アップにも一役買っています。

アマル(左)とハティーム(右)の夢はともに「お医者さんになること」です。 アマルは8か月前、8人の兄弟を含む家族と一緒に、ホデイダからモカに逃れてきました。 Photo: WFP/Annabel Symington
アマル(左)とハティーム(右)の夢はともに「お医者さんになること」です。

アマルは8か月前、8人の兄弟を含む家族と一緒に、ホデイダからモカに逃れてきました。Photo: WFP/Annabel Symington

国連WFPは、さらに西海岸の96校の学校で35,000人の子どもたちに対して栄養強化ビスケットを提供して支援しています。

イエメン全土でこの栄養強化ビスケットを受け取る生徒は150万人にも上ります。

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