イエメン:紛争地への給食支援 ―空爆によって破壊された学校、食料不足を支える栄養強化ビスケット
イエメン南西端にあるモカの小学校は、戦闘で兵士に占領され、空爆で破壊されました。
2階建ての建物が失われ、再建はされたものの、4つの教室を備えた小さな建物が2つあるのみです。600人の生徒に対して教室の数が足りず、男の子たちは机も椅子もないテントで授業を受けています。
そんな子どもたちが毎日楽しみにしているのが、たんぱく質やビタミン、ミネラル豊富なビスケットです。
国連WFPは、この栄養強化ビスケットを毎日提供しています。不足する栄養を補うだけでなく、勉強への集中力アップにも一役買っています。
国連WFPは、さらに西海岸の96校の学校で35,000人の子どもたちに対して栄養強化ビスケットを提供して支援しています。
イエメン全土でこの栄養強化ビスケットを受け取る生徒は150万人にも上ります。