ストーリー | 12 9 月 2017
現在、ミャンマーとの国境付近にあるバングラデシュのコックスバザールには、着の身着のままで、ミャンマー北部のラカイン州での暴力から逃れてきた多くの人々が詰めかけています。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、過去2週間でバングラデシュに避難してきた人の数を27万人と推定。ユニセフ(国連児童基金)はその最大80%が女性や子どもであるとしています。
多くの人々が空腹かつ絶望的な気持ちで避難先を求めてやってきますが、キャンプは、すでにすし詰め状態です。国連WFPバングラデシュ事務所副代表のディパヤン・バーッタチャリャは「人々は貧しい栄養状態で避難してきます。人によっては、1カ月以上も食糧調達の手段を絶たれていたからです」と状況を伝えます。
国連WFPは逃れてきた人々に対して栄養強化ビスケットを配布。