ニュースリリース | 20 6 月 2010
ビシュケク発 WFPはキルギス共和国での人道危機を受け、食糧配給の拡大を決定した。食糧と医療品が避難民の元に届くよう、各方面に協力を呼びかける。 ジョゼット・シーランWFP事務局長は、「多くの人々が避難を余儀なくされたり、食糧も水もないままオシ市内に閉じ込められています。一刻の猶予もありません」と語り、キルギスおよび難民が押し寄せている隣国のウズベキスタンに食糧を空輸し、食糧配給の拡大をすると発表した。 WFPは、17日と18日、現地の連携機関との協力のもと、栄養強化された小麦粉100トン、植物油3トンをオシ市内で配給した。これは、2週間分の食糧に相当する。同じく18日には、赤十字国際委員会が、病院や市内避難民キャンプにおいて小麦粉40トンと植物油11トン(10万人の1日分の食糧に相当)を配給。19日にも更に食糧が配給される予定。