ニュースリリース | 20 2 月 2024
今般の決定は、国連WFPにとって容易な決定ではありません。食料支援を一時停止するということは、ガザ地区の人道状況がさらに悪化し、より多くの人が餓死する危険に瀕することを意味しています。国連WFPは、これまで食料支援が必要なガザ地区全域の人びとに緊急支援を届けることに全力で従事してきました。一方で、食料を届ける職員、そして支援を受け取る住民の安全は確保されなければなりません。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のトラックに対する攻撃以来、人道通報システムが機能していなかったため、食料配給は3週間停止されていました。その後、ようやくこの日曜日(2月18日)に食料配給が再開されていました。飢餓と絶望への流れを食い止め、すべての人に十分な食料支援が行きわたるという安心感をガザ地区の住民に与えていくために、国連WFPはトラック10台分の食料を7日間連続で搬入する計画でした。