ニュースリリース | 16 6 月 2010
ジョゼット・シーランWFP事務局長は、「情勢は急速に悪化しています。女性や子どもなど弱い立場にある人々が苦しむことのないよう、WFPは総力を挙げて支援に当たる所存です。衝突に巻き込まれ身動きが取れなくなった人たちに支援物資をきちんと届けられるよう、各方面に協力をお願いします」と述べた。
オシ市の商店にはもはや食料がなく、WFPの食糧倉庫へ人々が集まってきている状態と伝えられる中、WFPは地元当局と連携し、食糧配給に乗り出した。
しかし、首都ビシュケク市からオシ市への道路は安全とは言えないため、食糧を運んでくれる運送会社がなかなか見つからず、支援活動は困難を極めている。
現在、WFPはキルギス国内に3000トンの備蓄食糧(主に、小麦および植物油)を持っている。これは8万7千人の2か月分の食糧に相当する。