ストーリー | 05 7 月 2017
今、世界は前代未聞の食糧危機に直面しています。今年2月に南スーダンで宣言された最悪レベルの飢餓を示す「 飢きん 」は、6月に鎮静化したと発表されました。それでも依然、南スーダンでの食糧不足の差し迫った状況が続いていることは変わりなく、緊急に支援を必要としている人は、2月時点の490万人から600万人へと増えています。イエメン・ソマリア・ ナイジェリアも飢きん発生寸前の厳しい状況です。この4カ国では、飢えやそれに伴う病気が原因で、すでに尊い命が失われています。「 飢きん 」を打破するには、今こそ行動が必要です。
4カ国では2千万人が支援を必要としており、140万人以上の子どもが深刻な栄養不良に陥っています。そのうち60万人は、適切なケアが受けられなければ命を落とすとみられています。2017年下半期に緊急支援を続けるため、国連WFPは、緊急に10億米ドルを必要としています。